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日記 1998年11月
1998.11.30.(MON)
<今日の一言>
105−155円
前の会社の同僚と新宿Me−Roomで飲んだ。130円を超える円高になってしまったので、おごる約束を果たすためである。ワインを3人で3本以上飲みまくり家に着いてから更に2人で家にあったワインを飲むという月曜日とは思えない夜を過ごした。
さてこれから一年で105円以上あるいは155円以下に円は動くであろうか。私の答えはNoである。また2人と負けた方がMe−Roomで、ということになった。さてどうなることであろうか。
1998.11.29.(SUN)
<今日の一言>
久しぶりに料理をしました。
不安な時代
皆が不安を感じる時代になった。かつて安定的と言われ大学卒業時に「勝ち組」が確定していた銀行員も官僚も地方公務員もリストラされる時代である。つまり大学卒業後に大きな地殻変動が続いてどこに行っても安心できない世の中になった。
不安を感じる人が増えたということは世の中の不安定要因が増加するということになるか、というとそう単純では無いようだ。元々安心していた人にとっては不安だらけの暗黒の世の中に見えるだろうが、最初から不安定な人生だった人にとっては、これで皆同じ土俵に載ってくるわけで逆に安心する。皆と一緒なら怖くないというわけである。
皆一緒だから精神的に安心と言うだけではない。誰もがリストラや転職を当たり前のようにすればマクロでは労働市場の厚みを増すことにつながる。当然ミクロレベルでは年収が下がったり、ミスマッチも起きようが、マクロで見れば労働市場の効率化を意味する訳である。
会社に就職するのは就社である。本当に好きな仕事に就職できれば活躍の舞台がどこになっても関係無い。こんなことが当たり前になる世の中に早くなって欲しい。ロシア危機の時のヘッジファンド同様、マーケットに流動性(リクイディティ)が無いのが一番恐ろしい。
1998.11.28.(SAT)
<今日の一言>
無印良品で羽毛布団を買いました。
親知らず
歯医者に通いはじめて2ヶ月以上になるであろうか。別に虫歯があるわけではないのだが、月に2〜3回通っては歯石を取り除いてもらっている。右の上に30分、といった具合で部分部分を丁寧に処置してもらっているので時間がかかる。前に行っていた歯医者は全体を30分位で終らせていたから随分違うものである。
その歯医者さんから、親知らずを抜くようにすすめられた。親知らずとその前にはえている歯の間に汚れが付くと取れ難く歯の病気の原因になりやすいから、という説明である。懇切丁寧で信頼できる歯医者さんではあるが、痛くも無い歯を抜くというとどうも抵抗がある。
親知らずは本当に必要の無い歯なのであろうか。
1998.11.27.(FRI)
<今日の一言>
今年もあと1月。短い人生に焦りすら感じます。
外資の凋落
日本の金融機関の従業員は試練の時を迎えている。遂に従業員の待遇にまで手を付けるようになり大手銀行のボーナスもカットになるようである。といってもまだまだ一般の企業に比べればそのやり方は手ぬるい。賃金カットと大騒ぎしたところで、椅子に毎日座っているだけで相変わらず年収1千万円以上貰える人が何百人もいる。今回の動きは「始めの一歩」に過ぎない。
そんな中、相変わらず日系から外資系金融機関への転職は続いている。一時期の投信会社の採用ブームが12月の銀行窓販に向けて一段落し、投資銀行がエマージング危機以降リストラに転換し、採用人数は減っている。一方今度は不動産の流動化ビジネスなどにも人材が流出している。投資顧問会社などは人材の異動も一段落し需要は激減する中、人材の供給は増える一方で完全な買い手市場になってしまった。
日本にある投資信託会社は50社程度らしいが、外資の相次ぐ参入により日系外資系の比率はほぼ同数になったという。果たして投信は銀行の窓口で売れるのだろうか。日米野球をスポンサーしたM社は日本での営業活動に苦戦しているという。外資だから売れる、という時代では無くなってきたのである。
今後日本の金融機関も年功序列の廃止、外部人材の登用、意思決定の迅速化といった施策で巻き返しを始めることであろう。一方で外資系の中には2年程度活動し収益事業化できなければ日本市場から撤退する企業も出てくることであろう。外資系といっても方向性を決めるのは本社であっても実際のビジネスの遂行はローカルの日本人が中心である。所詮日本人同士の戦いなのである。人材、組識はまあ互角であろう。
外資の負け組が撤退する2〜3年後、日本のステレオタイプなマスコミが「外資系の凋落」という特集を組み、外資バッシングを開始する。90年代後半に華々しく外資へ転職した人達はレイオフされてしまった。ざまあみろ、という論調である。
しかし、マクロではなくミクロベースで考えると大切なのはどこの会社に勤務しているかではなく、そこで何をしているか、である。常に半歩先を見ながら、初心忘るべからず、の気持ちが大切なのである。外資がどうだろうと、日系がどうだろうと、個人にとってはどうでもいい。リチャード・ドーキンス流に言えば、会社とは自己実現の為のビークルである。
1998.11.26.(THU)
<今日の一言>
ワゴンさんのHPがいきなり閉鎖されました。それともどこかに移転されたのでしょうか。
クリスマスカード
クリスマスカードを作る季節になってきた。毎年早めに作って船便で出そうと思っているのだが、気がつくとこの時期になっている。
クリスマスカードというのは部屋に飾ったりすると季節感があって良いものだが、日本で買うとなんであんなに高いのであろうか。海外ではダース単位で売っているのに日本では一枚づつビニールに丁寧に包まれて3百円とか5百円近くしたりする。これではなかなかたくさん送ろうという気になれない。
海外の場合、電子メールも発達しているので、いっそのことメールで済ませようかと思ったりもする。コメントを長く書くこともできるので、その方がむしろ相手にも近況報告が詳しくできて良いのかな、などと思ったりもする。
まあ、そんなこと考えている間に早くカードを買って書き始めなければいけないのであるが、結局またクリスマス前に滑り込みセーフといういつものパターンになりそうである。
連休
12月の後半は2週間連続でお休みを取ろうと思っている。12月後半になると築地市場とは逆に金融市場は閑散としてくる。特に海外マーケットは商いが薄くなる。今年の場合来年初めからのユーロの導入もあって、投資家は売買をなるべく年末は避けようとするのではないかと思われる。そんなわけで比較的暇なこの時期にようやくまとまって休みをとることができそうである。
といっても今のところ特に予定が無い。2、3の忘年会に参加するくらいで後はどうしようかと思っている。世間はクリスマス一色なので、天邪鬼としては昔行った東北の鄙びた温泉宿にでも行って人生の無常をかみ締めるのも良いかもしれない。
一昨年の冬に行った東北の一人旅は非常に充実していたが、それを上回る鄙の宿を探しに行って見たくなってきた。どなたかお薦めの宿、ご存知無いですか?
1998.11.25.(WED)
<今日の一言>
会う人毎に「腰、大丈夫?」と聞かれます。「はい、まだ良くありません」
三州屋
神田にはオヤジ向きの店が多い。駅前にある浅野屋というそばの店はつまみもそばもそれなりに美味しい名店である。駅前の交差点のさびれた看板と店の薄暗い造りからは入るのに勇気のいる店であるが。
神田にある三州屋というのも昔からのお気に入りである。神田駅周辺に3軒ほどあるがメニューは共通している。ここの特徴は客層が40〜50代のサラリーマンだということである。そしていつも込んでいる。女の子と2人で店に入ろうものならおじさんの好奇の視線が一斉にカップルに注がれる(昔の話)。
給料日でお店がどこも込んでいる25日なのに、久しぶりに行った三州屋は空いていた。料理の味も値段も昔のまま。一人3千円も出せば日本酒飲んで寄せ鍋食べて、更に何品か注文できる。味も相変わらず標準以上である。きびきびした店のおばさんの応対も昔のまま。不景気になると流行りそうな店なのだが、何で空いているのか不思議であった。
1998.11.24.(TUE)
<今日の一言>
元銀行員の方々と久しぶりに話す機会がありました。銀行員はどこの会社も良く似ているので驚きました。
腰痛
腰痛に関しては皆様お悩みのようで色々情報を頂いた。私自身随分良くはなっているが根本的には解決していない。当面はお付き合いが続きそうである。
S社のU嬢からは
腰痛お見舞い申し上げます。腰痛暦1年の私の腰痛対策、寝る前のストレッチ、これが意外と効きます。 それにコストがかからない。プロの手に委ねるなら「グローバル・スポーツ・マッサージ」、体育会系のお兄ちゃんたちのマッサージはかなり効きました。ご参考までに。
と教えていただいた。コストもかからないし取り敢えず試してみるか。といっても寝る前のストレッチとはどうやるのか具体的な方法が良くわからない。
N嬢からは水泳を勧められた。会社のある浜松町はマッサージのメッカで、クイックマッサージや台湾マッサージ、韓国式マッサージなど店がたくさんある。いつも行ってみようと思いながら行かずにいるのだが、ああいうのは腰痛を悪化させないかと逆に心配でもある。
1998.11.23.(MON)
<今日の一言>
腰痛とは長い付き合いになりそうです。
福岡3日目
ホテル海の中道は快適なリゾートホテルであった。部屋は広くサービスも良い。JTBで予約をしたら朝食付きで一万円ちょっとであった。12時チェックアウトというのもサービスされ、更にバーやティールームで使えるドリンク券まで付いてきた。
ホテルのプールは冬はもちろん入れないが、青と白のコントラストが美しく、見ていて飽きない。ホテルの周りは芝生になっていて、散歩をすると気分が良い。朝食のバイキングを軽く食べ海辺でくつろいでいるとあっという間にお昼である。
13:15のフェリーに乗って博多埠頭まで行きタクシーで福岡空港へ。14:50のJAS310便で東京へ戻る。
何だかあっという間に終わってしまったというのが実感である。スカイマークにも乗れなかったしホテルの予約も後手にまわり予定は大きく狂ってしまったが、美味しい屋台とラーメンが何といっても印象に残った。うどんももう一度食べて見たいと思わせるクオリティ。福岡はやっぱり観光する街ではなく住む街である。
東京
羽田に着いて最初に思ったのは、東京とは何と人の多いところであろうか、ということである。連休最後で空港が込んでいるとはいえ、尋常ではない人の数である。人が多く、人口密度が高いだけで人はストレスを感じてしまうのではないだろうか。
福岡の海の中道の芝生の公園は天気も良く絶好の行楽日和なのに人はまばらであった。ということはどんなに混雑してもあの程度ということである。これが新宿御苑なら隙間の無いほどにシートで場所取りされた庭に芋洗いのように弁当を広げる人達がいることだろう。
そんなに人が多いのが嫌なら東京を離れれば良いではないか、と思われるかもしれない。東京には住んでいて満足感は無い。割高な街だと思う。しかし地方に出たり、海外に行けば仕事が無くなってしまう。投資顧問業という現在私がやっている仕事はほとんどの企業が東京都23区内、それも港、千代田、中央の所謂都心3区にある。
東京のインフラを整備して都心の快適性を向上させることも必要であるが、そもそも人口の集中が限度を超えているのでは無いだろうか。ある程度の集中は効率性の面から利点もあるのだろうが、通勤電車で肩が触れたの触れないので、いい年した中年ビジネスマンが朝から喧嘩しているのを見ると考えさせられる。毎日1時間半もラッシュに揉まれれば変にならない方が不自然である。
東京のインフラを整備すると共に、地方に魅力ある仕事が増えるようにしなければ、根本の問題は解決しないのではないだろうか。
1998.11.22.(SUN)
<今日の一言>
福岡2日目
ぐったりと疲れていたせいか、起きるともう9時である。HPを作りホテルの部屋の電話のジャックを抜いて送信すると慌ててチェックアウトした。荷物をホテルのコインロッカーに預け、街に繰り出す。

キャナルシティにある「一蘭」という超有名なラーメン屋さんに入る。10時過ぎだったので客は一人もいなかった。昨日の昼間見たときは30人近く並んでいた。ラーメン650円。きくらげ追加で100円増しである。入り口で食券を買うシステムである。看板には22秒で1人食べ終わるので22秒かける待っている人イコール待ち時間、と書いてある。ユニークである。
壁には有名人の色紙が大量に張ってある。それも売れてない落語家なんかではなく、ユーミンからサザンといった大物達がはみださんばかりである。もともと会員制で始めたという伝説的なラーメン店で、秘伝のたれ、7項目の味を指定できる用紙、赤い暖簾で店員と顔を合わせないので食べることに専念できる店内レイアウト、といったユニークな特徴のある店である。
食券を買って中に入ると用紙がテーブルに置いてある。麺の固さからスープの濃さ、チャーシュー入れるかといった質問が7つあって書きこんでから店員に渡す。といってもカウンターのみの店で暖簾で中が見えないようになっているので店員の顔はわからない。
秘伝のたれ、元会員制ラーメン、顔が見えない暖簾、と神秘的な雰囲気に期待は高まったが、出てきたラーメンは余り美味しいとは言えなかった。朝食べるラーメンという点は差し引くとしても、麺は細すぎで、固めと指定したのに何だか柔らかかったし、スープも少ししつこい。そしてスープがぬるかった。まあ、話の種に行ってみるような店なのではないだろうか。いわゆる観光客目当てのお店である。思わず昨日の夜のラーメンが懐かしくなった。
そのあと西鉄福岡駅まで歩いて行き、特急電車で柳川に向かう。川下りと北原白秋で有名な街である。電車で45分で到着。1,500円の川下り券を駅前で買って1時間の舟による柳川の風景を堪能する。丁度天気も良くからっとした晴天で舟乗りには最高の気候であった。
昼過ぎに舟は目的地に到着。帰りはゆっくりと歩きながらまた駅まで戻る。歩いて1時間強である。なんだかのんびりとした風情のある街であった。名物はうなぎであるが、今や柳川ではほとんどうなぎは採れず、養殖ものがほとんどという船頭さんのいうことを聞いているうちにここで食べることはないな、と思った。朝食べたラーメンの余韻が残っていることもあり、ここは何も食べずにひたすら歩いた。
西鉄に乗って天神まで戻ると4時を回っていた。お腹が空いてきたが、まだ店は余り開いていない。西鉄グランドホテルに行き、コンシェルジェの人に美味しいお店を教えてもらった。魚末、魚村、素材屋、といろいろあったが、魚村というお店に入る。刺身や焼き魚を数品頼んだが、ふぐのヒレ酒以外はこれといって旨いという感じもない。せっかくなので、昨日も行った「おかもと」にもう一度行くことにした。
あいにく「おかもと」は7時開店である。仕方が無いので近くのセントラルホテルのロビーで時間を潰そうと行って見ると、人だかりがしている。見れば大相撲九州場所優勝の琴錦の優勝祝賀会の会場になっている。しばらくロビーでくつろいでいると本人がやってきた。優勝旗を持った琴の若と共にホテルに入ってきた。偶然とはいえ良い思い出になった。
「おかもと」では赤ワインに牛刺し、そしてラーメンである。一蘭と比較にならないクオリティにすっかり満足した。お腹が一杯になったところでタクシーを拾い、キャナルシティ経由でJR博多駅へ。香椎駅で乗り換え20分ほどで海の中道に到着。暗闇に浮かぶ白い建物に向かう。
広い部屋に、大浴場までついたリゾートホテルである。早速大浴場に行って思いきりジャグジーにつかる。部屋に戻ると知らない間にぐっすり眠ってしまった。
1998.11.21.(SAT)
<今日の一言>
ようやく3連休。福岡に行ってまいります。
福岡行き
9時45分の福岡行きJASで昼前に博多に到着。空港から市内までは地下鉄で2駅という近さであるが、地下鉄の値段は250円とべらぼうに高い。
友人がとってくれたキャナルシティワシントンホテルにチェックイン。フロントで教えてもらった川端商店街というひなびた商店街にある「WEST」という博多うどんの店で昼食。かき揚げうどん(360円)を注文した。シンプルなうどんにかき揚げが載っている。唐辛子と刻みねぎが別にテーブルに置かれて好きなだけ入れることがきる。
福岡といえばラーメンが有名であるが、うどんも捨てたものではない。だしが効いたうす味のスープにうどんが丁度よく絡んで絶妙の味である。どちらかと言えば関西に似た味であるがだしのこくが違うように思った。何でだしを取っているのであろうか。


一旦部屋に戻り、着替えて高校時代の友人の結婚式に行く。日航ホテル福岡である。久しぶりに高校時代の友人と再会することができた。披露宴は3時間近くの大宴会となり、何よりも新郎新婦が本当に嬉しそうにしていたのが印象的であった。

夜は博多の屋台に繰り出す。天神の「おかもと」(030−798−7347)という屋台を本で見つけていたのでそこを目指す。待つこと20分、ようやく店に入ることができた。10人も入れば満員になるような小さな店である。
ビールとおでん、焼き鳥を注文する。さがりという牛肉のはらみのようなものを焼いたのが秀逸である。焼き鳥はすべてキャベツに酢をかけたようなものの上に乗せて出されるのが福岡である。

なま物は福岡保健所から厳しく制限されていると店の張り紙には書いてある。しかしここの牛さしは美味しかった。ねぎと酢醤油のようなもので味付けされていた。味は完全に生肉であったが、当然きちんと火を通しているから保健所から怒られることもないのだろう(そんなわけないか)。

最後はやっぱりラーメンである。ねぎラーメンというのを頼んだが、やはり本場は違う。なんでんかんでんはおろか、九州じゃんがらも足元に及ばないようなスープの味であった。やっぱり東京では本当の九州ラーメンは食べられないと言うのは本当であった。すっかり満足してホテルに戻り、ぐったりして寝てしまった。やっぱり福岡は屋台である。
1998.11.20.(FRI)
<今日の一言>
Soul Star Cafe
浜松町の会社の近くにある「ソウル・スター・カフェ」に1年ぶりに行ってみた。予約の時には気がつかなかったが名前が「ソウル・トレイン・カフェ」から「スター」にさりげなく変わっている。ウエイターに聞くと、どうやら世界的にフランチャイズ展開する時の商標の問題から名称変更したようである。まあ名前はどっちでもいいがほとんどの客は相変わらず「トレイン」だと思っているようである。
不景気のせいか客の入りは1年前に比べて確実に悪い。金曜日の9時といえばビジネスマンやOLで満員になりそうなものであるが、客の入りは9割程度であろうか。最前列のカップルシートが空いているのは何とも寂しいものである。
料理は相変わらずそれなりのものを出してくれる。ワイン好きの日系アメリカ人ウエイターにすすめられたメニューということでシーザーサラダとペスカトーレ、そしてペッパーステーキに赤のカリフォルニアワインを注文した。これだけでも十分お腹が一杯になる。
ショータイムは9時から始まった。ソウルの生バンドは迫力があり良い雰囲気である。知っている曲を演奏すればもっと盛り上がるのにとは思ったが(単に私が知らないだけなのかもしれないが)。食事のラストオーダーが終わるとスタッフが1階のテーブルを片付けはじめダンスフロアーが完成する。10時半位からはクラブに変わってしまうのである。
バンドが入るライブの時になるとフロアーが人でいっぱいになり、EW&Fなんかがかかると大騒ぎになる。結局4時間近く店にいたことになったが、取り敢えずお腹が一杯になり、音楽とクラブまで体験できるお店としてはとてもリーズナブルな気がした。腰痛が悪化しないことを祈るばかりである。
1998.11.19.(THU)
<今日の一言>
クーポンとメンバーカード
不景気で売上を確保するため、顧客の囲い込みを狙い、クーポン券やメンバーカードを配るお店が増えた。飲食店ではらんぷ亭、ドトール、焼き肉店、など財布の中がクーポンだらけである。
メンバーカードは飛行機会社のマイレージの真似をしたのだろうか。スタンプを集めると何かもらえるとか割引になるとか色々である。こちらもリーガル靴店、クリーニング店、レコード店まで。これもまた持ち運ぶのは面倒で取扱いに困る。
こういった類のものをきちんと取っておいて上手く使うという事が得意でない。面倒になって結局捨ててしまうことが多い。きちんと使っているのはヨドバシカメラのゴールドポイントカード位であろうか。
クーポンなんか配るよりはマクドナルドのように値段を一気に下げる方がわかりやすいしスッキリして個人的には好みであるが、クーポンと言うのもミクロ経済学でいう価格差別を考えた経済合理的な販売政策になっているのであろうか。
腰痛
今週に入り腰痛に悩まされるようになった。ついに今日は痛くて会社を休んでしまった。姿勢が悪いせいなのか、ずっと座ってパソコンに向かっているからであろうか。とにかく何とか早く治したいものである。
最近同世代の人が病気になるという経験が多くなった。胆石で入院することになる人やら、尿管結石の人やら結構頻繁に話を聞く。そろそろ体にもメンテナンスをしていかないとガタが来る年齢に差し掛かったのであろう。
精神が円熟の域に達しないうちに肉体が衰退を始める。このアンバランスはどう解決したらよいのであろうか。
1998.11.18.(WED)
<今日の一言>
腰痛のためリタイアしております。
クライネス・ウィーン
またお店の話である。今度は赤坂のクライネス・ウィーン(3505−8687)というオーストリア料理のお店に行った。どこからともなく自然に集まった8人のグループが2〜3ヶ月に1回一緒にお酒を飲んでいるのだが、会の名前もKOOKAIと決まり、不思議な縁が続いている。仕事の話も愚痴も一切なし。何故だか一緒にいるとパワーをくれる元気な人達ばかりである。
メンバーの一人がオーストリアで料理の研究をしていたということもあり、この店を探し出した。聞くところによれば彼女はお店のマスターがオーストリアでレストランをやっていたころも知っている。2人で話しているのを聞いていると聞きなれないオーストリア料理の名前が出てきてついていけない。オーストリアオタクとでも言おうか。
お店は丸源ビルの4階というオーストリアには似つかわしくない場所にある。内装も正直言って閉店したスナックをそのまま受け継いだような雰囲気である。しかしこの店も込んでいる。7時を過ぎると客が増え、8時には満員である。雑居ビルの小さな店であるが口コミだけでこれだけの客がやってくる。
オーストリアというと日本ではマイナーであるが、料理はドイツとフレンチとイタリアンの混ざったようなという印象である。ソーセージやグーラシュというシチューのような料理(これは美味い)、そして子牛のカツレツといったもの。フレンチほど気取らないしドイツほどビールのツマミっぽくない丁度良い。
ホイリゲという新酒の白ワインを飲みながら大騒ぎである。最後は貸切りになり不思議な夜は更けて行った。
1998.11.17.(TUE)
<今日の一言>
断食の影響なのか、週初から疲れております。
開花屋
会社の同僚5人で神泉にある「開花屋」(03−3770−0878、渋谷区円山町23−7)に行った。株式のファンドマネージャーが見つけた店で、新鮮な魚とそれを使った和食と洋食の微妙な料理センスが売りの店である。
かんぱちのカルパッチョから始まり、刺し身の盛り合わせ、魚の丸揚げ、牛トロ寿司、たらの白子のグラタン、イカメシ、といった風変りなメニュが続く。料理は単品でオーダー可能。店自体もかしこまった雰囲気ではなく、カジュアルな内装である。場所が神泉というホテル街のためか、カップル客が多いが、2人で行くというよりはグループで楽しむ店ではないだろうか。
不景気だというのに店は超満員である。景気が悪いと客が1局集中するのであろうか。さすがに魚は新鮮で美味しかったが、料理の方はボラティリティが高いというのが正直な感想である。
とは言え店長自ら一生懸命働く気持ちの良い店で気の置けない友人と気楽に飲むには良い店である。料理の選択がポイントであろう。
1998.11.16.(MON)
<今日の一言>
風邪が流行っています。ご注意を。
TM
16日の日経新聞の広告を見ていたら面白いことを発見した。通信販売の自動車保険のアメリカンホームダイレクトの一面広告でモデルの男性が手で電話を掛けるジェスチャーをしているが、その上にTMと書いてある。
TMとはトレードマークの略であろうが、あの親指と小指を立てて電話の格好を指で作るポーズが特許や意匠のようにどこかに登録されるというのだろうか。
確かにあの表現はアメリカンホームのCMによって日本でも随分一般的になったが、あれは元々アメリカ人なんかが普通に使う身振りであって、別にTMとする程オリジナリティが高いとは思えない。でも、TMと言うからには他の会社が宣伝で使うことが出来なくなったり制約を受けるのだろうか。
かつて、コカコーラが出したジョージアという商標が認められるか裁判になっていたことを思い出した。余りに一般的過ぎる地名を商標にしてしまうと何も使えなくなってしまうというのが争点だった。
アメリカンホームのTMがどういう効力を持っているのか知らないが、指の上のTMという小さなイニシャルが大きな広告の中で光って見えた。
1998.11.15.(SUN)
<今日の一言>
不況の弊害
消費者の買い控えというのは11月に入ってから益々ひどくなっているように見える。人気のショップには客が溢れているが、買っている人は余りいない。お店に遊びに来て冷やかして帰るような人達で一部の店は混雑している。冷やかしの客さえいないガラガラの店も多い。
とにかく安くないとモノが売れないようである。比較的ハイエンドの高級品を扱っている店でもサブブランドを作ったり、中国製の格安な商品を置いたりして価格に割安感を出している。でも余り売上には結びついていないように見える。
店が空いていてモノが売れないのなら買いたい時にゆっくりと見ることができていいのだが、いつものように込んでいるのは変らないので買い物も落ち着いてできない。更に困ったことに空いている店にいってもゆっくりものを選ぶことが出来ない。店員が売上の目標達成に必死になっているらしく、ちょっと店に入るとしつこく商品を勧めてくる。買わないで出ようものなら文句さえ言われかねないような雰囲気である。昔のココ山岡の店員のような強引さである。
不況によって店の売上プレッシャが強まり、店員がなりふり構わず強引な営業を始める。そしてそれが客離れにつながっていく。客もせっかく人が少ない中でゆっくり商品を選べると思ってやってきたのに不愉快な思いをして帰っていく。
また自分が個人的に気に入っていた店も随分無くなった。私が好きな店は基本的に空いている店が多いから仕方ないのかもしれないが、残念である。これもまた不況の弊害といえようか。
健康オタク
断食をしていると友達に言うと、「健康オタク」と言われてしまった。「日経ヘルス」を読み断食をし、ヨーグルトとプルーン、ブルーベリー、ゴマ、豆腐、を食べているような男はそう見えても仕方ないのかもしれない。
しかし私の場合完全にストイックになりきれない。酒は飲むし、焼き肉もカルビなんか大好きである。ラーメン、カレー、牛丼といったジャンクフードも良く食べる。言ってみれば分裂型の健康オタク、である。
「日経ヘルス」ではなく「爽快」や「わかさ」を買うようになれば筋金入りの「健康オタク」であろう。
1998.11.14.(SAT)
<今日の一言>
断食はお金の節約にはなりますが、時間の無駄でもあります。
週末断食(2)
13日の夜から食事を抜いて、野菜ジュース、水、以外は摂らずに一日過ごしてみた。水分を摂って空腹感を誤魔化せるのと、野菜ジュースの糖分があるせいか、それほど空腹感は感じない。テレビでグルメ番組をやっているのを見てもそれほど苦しく感じない。
朝も7時に起き、部屋の片づけなどしていると午後になった。空腹感は感じない替りに体がボーっとだるく、何もする気がしない。無心になってぼんやりとしていると時間が過ぎていく感じである。期待したようなハイな感覚ではなく、激しい運動をした後の疲労感のような感覚である。そして舌が白っぽくなっているのに気が付いた。これも断食の影響であろうか。
午後に歯医者に出かけても終ると街を歩く気力も無く、家に戻る。夕方からおかゆを作り梅干し、ブルーベリー、あんずと共に食事。久しぶりの食事であるが、余り感動は無かった。ただ嗅覚は空腹のせいか鋭くなっていた。
一応明日からは普通の食事に戻そうと思っている。今後どんな効果が出るのか判らないが、カロリーが控えめになって酒が抜けるということ以外に何か効用があるのか。今のところ、動物本能が研ぎ澄まされたというような効果は感じられない。一日では無理なのかもしれないが。
1998.11.13.(FRI)
<今日の一言>
週末断食を始めてみました。体験された方のアドヴァイス頂ければ幸甚です。
週末断食
日経ヘルス12月号の「週末断食」の記事を読んでいつかやってみたいと思っていた。週末断食とは会社勤めをしていて断食道場などに通うことができない人の為に週末だけの断食によってその効果の一端に触れるというものである。
断食と言うと苦しい、あるいは宗教的といったネガティブなイメージが伴う。しかも素人が勝手に始めると危険ではないかという思いもあった。日経BPの出している雑誌の記事を2ページ読んでいきなり始めるというのも危険な気もしたが、1日なら大丈夫だろうと判断して始めてみることにした。
目的は2つである。一つは飽食によって付いた無駄な皮下脂肪を燃焼させること。もう一つは断食によって感性が鋭くなり本能が目覚め、血糖値が下がり素直な性格になるという。たった一日ではそこまでは無理かもしれないが、自分の体にどういう変化が現れるかを知ってみたい。
断食といってもまったく何も口に入れないのではなく水と野菜ジュースは好きなだけ摂るようにした。決して無理をせず調子が悪くなったらすぐに中止する。これで金曜夜から土曜の夜までを一応の予定期間とする。
先週に続き金曜日に予定も無く、真っ直ぐ家に帰る。普段ならここでまずはビールを1本というところであるが、野菜ジュースをコップに一杯飲んで夕食は終わり。静かにジャズでも聞きながら本を読んでいると眠くなって10時過ぎには寝てしまった。
さて明日はどうなるのであろうか。
1998.11.12.(THU)
<今日の一言>
遂に家でも暖房と電気毛布を使いはじめました。
大ちゃんラーメン
私の勤務する会社のある浜松町はマイナーな街である。特徴としては15分マッサージのメッカとしてその手の店がたくさんあるが、最近では台湾式とか韓国式といった何だかよくわからないマッサージ店が雑居ビルに派手な看板を掲げ急速に勢力を拡大している。オフィスの近くのビルにもあるが、看板は女性がマッサージをしている写真で、女性客も歓迎と書いてはあるが、本当にマッサージ「だけ」の店なのか入るのには勇気が要る。
浜松町のもう一つの顔は意外に美味しい店が多いということである。中華の新亜飯店や漢方料理のお店、などそれほど有名でもないが安くて美味しい店が揃っている。寿司屋さんも多く、山の手線沿線で言えば神田や新橋のノリである。
芝パークホテルの向かいあるガレージに夜になると開店するラーメン店がある。「大ちゃんラーメン」というのが正式名称らしいが、通称「ガレージラーメン」と呼んでいる。車が止まっている横で屋台のラーメンを食べるのである。
東京の屋台にしては珍しく、トンコツ味である。トンコツラーメンと言えば「なんでんかんでん」とか「九州じゃんがら」が有名であるが、「大ちゃん」はそれよりあっさりしていて私好みである。かといって味が薄いという訳ではない。後味が良いのである。
中でも名前を忘れてしまったが納豆とキムチが入ったラーメンがお薦めである。酒を飲んだ後にこれを食べると何故か全部ペロリと食べられてしまう。スープまですっかり飲み干してしまった。夜中にラーメンを食べると大概翌日の朝後悔するものであるが、ここのラーメンは例外である。
1998.11.11.(WED)
<今日の一言>
通産省の斎藤健さんが「中央公論12月号」に『「政か官か」からの脱却』、という論文を発表されました。御一読をお薦めいたします。
モバイルとVaio
VaioC1を買ったので私は現在4台のパソコンを持っている。一台はIBMのウィンドウズ3.1でペンティアムの前のCPUなのでこれはもう引退である。残り3台は現役。デスクトップとモバイルギアそしてVaioC1である。
デスクトップは家でパソコンを使うときに必ず使う。自宅にいれば一日最低1回は使っている。通勤や休日の外出時にはモバイルを持ち歩く。暇な時間ができるとサッと開けば瞬間的にワープロになる。しかも薄くて軽いし単三電池で5時間以上は使える。
この2台の間に入り、東京にいると圧倒的に使い道が無くなってしまうのがVaioC1である。持ち歩くにはちょっと重いし、ワープロとして使うのにいちいちウィンドウズ98を立ち上げるのは時間がかかり過ぎる。付属のカメラもフラッシュが無いので夜や部屋の中では使い勝手が悪いし、電池も2時間位で無くなってしまう。ここ1週間ほとんど触っていない。
やはりこの機械は旅行や出張といった時に威力を発揮する。普段使っているものをコンパクトにまとめて詰め込み、出先でも使えるようにした「箱庭マシン」だからである。
モバイルギアの開発の発想は逆である。必要な機能だけを選びそれ以外は大胆に切り捨てるという考え方である。初期のマシンではカラー液晶もウィンドウズも諦めて軽さと電池寿命を取った。キーボードのピッチといったワープロや通信に必要な機能はきちんと確保してある。
そう考えると7万円のモバイルギアに比べ20万円以上するVaioC1は償却負担の大きなマシンということになりそうである。
1998.11.10.(TUE)
<今日の一言>
寝坊しました。会社には間に合いましたけど。
東京一週間
東京に戻って早くも1週間経った。時差ぼけについてはしらさんより、「人間の体内時計は24時間よりも少し長いため、時差調整は夜更かしをする方向への調整の方が簡単なのだそうです。このため、日本からだとヨーロッパは往路の方が、アメリカだと復路の方が、時差調整はスムーズです。」と教えていただいた。
今度はKさんから時差ぼけの克服方法について、
以前テレビ番組で見たのですが
- 朝食に、動物性蛋白質をとる。炭水化物は取らない(その番組ではいきなりステーキだけ食べていた)
- 昼間は、なるべく日光にあたる
- 寝る前は、炭水化物を多く取る、蛋白質は取らない
が、有効だそうです。
海外出張の多い方のアドバイスとして紹介されてました。
とのことである。
幸いなことに時差ぼけについてはほとんど克服した。問題はロンドンの生活が恋しくなるロンドンボケの方であろうか。
1998.11.9.(MON)
<今日の一言>
ホームメードサンドイッチ
久しぶりに料理を作ってみた。料理といっても簡単なサンドイッチである。パンとチーズ、ハムを買ってきてコールスローを挟みこんだだけであるが、これが結構いける味である。
コールスローというのは市販のものは結構マヨネーズが多くて脂っこいが、自分で作れば油の量は加減できる。キャベツを1個買ってきて水洗いし、ある程度の細さに千切りする。「ある程度」でいいのが男の料理向きである。トンカツの付け合わせのように細すぎると逆に良くないようだ。
全部切ったらボールに入れて塩を振る。この塩は天然塩の方が美味しくなるようである。しばらくするとキャベツがしんなりして水が出てくる。30分くらいしたら水を思い切り絞る。これで塩分も水と一緒に流れ出す。最後にマヨネーズを好みでかけて、混ぜるだけ。食べるときにレモンを軽く絞ると更にさっぱりとしたコールスローになる。
これをパンに挟んで食べると懐かしい味になる。食べた後の気分も良いし大量に作ったこともあり、当面はこのサンドイッチが毎日の朝食という事になりそうである。
1998.11.8.(SUN)
<今日の一言>
福岡行きの飛行機の取り易い旅行代理店を紹介していただいたNさん、情報ありがとうございます。
福岡(2)
朝から全日空だのスカイマークだの電話を掛けまくる。まずは航空券の手配をしないと披露宴に出席できなくなってしまうので若干焦った。自分の状況判断の甘さに腹が立つ。
金曜日の夜、土曜日一日中、スカイマークは既にすべて満席であった。全日空は正規運賃の座席は土曜日午前中でも空いている。取り敢えずこれを押えることにする。帰りの便も全日空の正規運賃で仕方なく押さえた。しかしこれは出発が午後1時台である。それ以降の便は全席満員である。飛行機は仕方無いので正規運賃で予約して、金券ショップで株主優待券でも買って少し安くできるかどうかというところである。それでも福岡往復4万円以上はかかる。
続いて宿泊である。21日は友人がワシントンのシングルを押さえてくれたが、問題はその翌日である。22日は電話した10以上のホテルがすべて満室であった。仕方ないのでJTBの予約センターに駄目モトで電話すると21〜22日の連泊は空いていないが、22日だけなら「ホテル海の中道」というのが取れるという。中心部からすこし離れているが、悪いホテルではないので予約することにした。朝食付きで一人1万円そこそこというのもリーズナブルである。
というわけで行けることは行けるのだが、飛行機の料金も時間も、宿泊先も何だか継ぎ接ぎだらけの割高旅行になりそうである。
1998.11.7.(SAT)
<今日の一言>
スカイマークエアラインの予約電話はいつも話中です。電話番号が変わったのでしょうか。
福岡
高校時代のクラスメートの結婚式が21日に福岡で行われることになり、来週末は福岡行きである。彼とは高校2年、3年と2年続けて一緒に映画を作った仲である。彼が監督で私はその補佐のような役割であった。社会人になって間もなく1回会ったくらいでその後会っていない。久しぶりの再会で楽しみである。
せっかくの3連休なので結婚式の後も福岡に滞在して観光してみようと思っている。ということで早速ホテルの予約を始めたがこれがどこも満室である。ホテルイルパラッツオが第一候補だったがここは満室。グランドハイアットも日航も全日空もワシントンも全部駄目である。
何だか嫌な予感がして、飛行機会社にも電話してみると、スカイマークは21日は満席、全日空も割引運賃の座席は残席無し、ということであった。景気後退というのになぜこんなに予約が取れないのだろうか。それとも今頃予約なんかしているのは12月に入ってクリスマスイブの予約をパークハイアットにしている間抜けなカップルと同じなのであろうか。
こうなってくると21日に福岡に到着できるかどうかが問題になってくる。結婚式は21日午後である。楽しい旅行の予定が一転フラストレーションに変わってしまった。週末は旅行代理店に電話をかけまくることになりそうである。
1998.11.6.(FRI)
<今日の一言>
金曜日に予定もなく真っ直ぐ家に帰るのは本当に久しぶりです。
商品券
自民党が検討している3万円の商品券構想であるが実際に導入されるとどうなるのだろうか。国民1人に3万円一律支給、使用期限は来年9月末まで、ということで3月末に支給されたと仮定してみよう。
最初から現金に換えたがる人はいるだろう。流通市場が発生し2万8千円位が取引レベルになったりするのだろう。どこでも使えるとすればクレジットカード会社のギフトカードのようなものである。ただし期限付きという制約がある。
そして9月に近づくにつれ徐々に流通市場の価格は下がる。期限切れになって使え無くなるリスクが出てくるからである。9月30日にはどういう価格で取引されるのだろうか。
期限が付いている結果、9月の小売り売上は商品券の駆け込み使用で一時的に上昇する。そして10月にはその反動が来る。
商品券構想は国民が合理的でない馬鹿である、ということを前提にした政策であり国民を愚弄しているという経済学者がいた。しかし合理的でないというのは事実であると思う。合理的でないから馬鹿だとは思わない。世の中の人が全員機械のように場合分けして意思決定をしているわけはない。そんな人達の方がよっぽど馬鹿である。
個人的には9月30日支払いで車でも買ってようかと思っている。支払いは現金か商品券ということにしてもらい、商品券使用最終日に金券ショップを周りまくって商品券を安く買い集められれば儲けものである。
一人1枚といった使用制限がなければ高額商品を9月30日にかき集めた商品券で買うのがお得と思うのだが、机上の空論であろうか。
1998.11.5.(THU)
<今日の一言>
東京も人さえ少なければ良い街なのにと思います。
Eメール
出張中に自分の使っているE−mailの内容が東京のオフィスで読めるようになってしまい、問題になってしまった。自宅でも会社でも読めるようにしてあった設定を解除するのを忘れており、パスワード自動保存にしておいたため会社でネットにつないだ人がメールが入ってくるのを見て大騒ぎになったらしい。
もちろん自分のメールが人に見られるのは非常に不愉快である。しかし今回はハッカーのような意図的な行為によるものではなく自分で設定したものを放っておいた自分の責任である。
幸いなことに会社の中での出来事であったためにメールを勝手に読むようなモラルが低い人はいなかったのでメールの内容が漏洩するようなことは無かった。大した事は書いてないとしてもプライバシーに触れることは知られたくないものである。
今回の件で思ったことはEメールは怖いということである。便利なものである一方で本当に知られたくない情報をやりとりする場合、それなりの知識を持ちセキュリティーに注意しなければならないということを思い知った。
パスワードの変更を定期的に行うこと、万が一漏洩した場合問題になる情報はEメールではやり取りしない、パスワードの保存機能は使わない、といったことが対処方法ということになるのだろうか。
日本食
東京のオフィスに通勤を開始した。時差ぼけはひどく午後のミーティングはかなり辛かった。ロンドンに行く場合、行きに現地に着いたときより帰りの戻ってきてからの方が時差ぼけがきついと言う。東に移動するのが理由なのか生活リズムの問題なのか原因はわからないし真実かどうかも今一つ不明である
ともかく会社でチームメンバーと昼は寿司、夜は焼鳥と日本でしか味わえないものを食べた。昼に行った「柳寿司」は合わせ丼というのが秀逸である。中トロ丼といくら丼が半分づつになっていて錦糸卵がちらしてある。しかし食べているとどうもいつもより味が落ちたように思う。いくらがなんとなく新鮮でないような気がし、マグロも質が落ちたように思えた。
夜は残業を終えてから会社近くの「鳥元」へ。ここも地鶏が売りの焼鳥屋さんである。好物のレバーやらナンコツやら食べて見たが、こちらも味が落ちた印象がある。鶏が新鮮でないような気がして食べていて美味しいと思えない。
久しぶりに食べた日本の日本食の味が美味しいと思えないのはなぜだろうか。どちらも絶品とはいかないまでもそれなりに美味しいお店であったのだが。自分の体調のせいなのだろうか。理由はわからない。ロンドンで舌が肥えたとはとても思えないのだが。
1998.11.4.(WED)
<今日の一言>
時差ぼけで今度は夜寝られない状態になってしまいました。寝たいのに寝られないというのも辛いものです。
Business Week
ビジネスウィークからメールが来た。何かと思えば読者アンケートである。最近この手のアンケート依頼というのが多くなったように思う。先日も国土庁の下請けの調査とやらで人が訪問してきたし、別の雑誌でも紙面についてアンケートを依頼されたりした。
この手の調査の回収率と回答の精度というのはどの位のものなのだろうか。私の場合、正直言ってよっぽど文句と言いたいような場合以外はこの手のアンケートには回答しない。答えるインセンティブが無いからである。(だから国土庁のアンケートは結局答えなかった。調査員の方には大変申し訳ないことをした。とは言え国の調査だから協力するのが当然と言わんばかりのやり方に気分が悪かったことも確かである。)
しかし回答すると何かもらえる場合は別である。前回の雑誌の回答をしたら500円の図書券を貰えた。こういう餌をまかれるととたんに人間というのは欲望をむき出しにする。たかが500円でも回答率は格段に上がるであろう。しかし回答の内容は果たして500円分真剣になったのだろうか。疑問である。
今回のビジネスウィークのアンケートは頭がもう一ひねりしてあった。編集長の手紙と共に2ドルの現金があらかじめ同封してあったのである。
これはまず封筒を開けた人を驚かす効果がある。そして何があったのかと手紙を読んで見る。すると調査の目的やらアンケートに答えることの重要性といったことが真剣に書いてある。
先にお礼を渡すというのは彼らにとってはリスクではある。しかし貰った方は逆に信頼されたような気分になる。そして彼らのとったリスクからアンケートに対するコミットメントの強さをメッセージとしてとらえ、回答することになる。
2ドルと言えば250円足らずである。しかし回答すると貰える500円の図書券より最初から同封された2ドル札の方が回答率にも回答の内容にもポジティブなインパクトは大きいと思う。
1998.11.3.(TUE)
<今日の一言>
時差ぼけ
3日のお昼に帰国した。飛行機は定刻の11時より20分早い10:40に成田に到着。成田エクスプレスとタクシーを乗り継いで2時過ぎに家にたどり着いた。部屋の様子が変わっていたが、これについてはいずれまた詳しく書く。
以前パリに行った時は帰るとまずは醤油味のラーメンが食べたくなったが、今回はそういうこともない。といってもパンよりはご飯、洋食より和食が食べたいとは思う。結局調布駅にある「たから家」でラーメンを食べてビールを飲んだ。ラーメンよりもむしろサントリーモルツの美味さに感動した。イギリスから帰ってきて日本のビールに感動するというのも何となく皮肉ではある。釣りの師匠がロンドンで言っていた通り日本のビールはイギリスより美味いのであろうか。
夕方にかけてビールと時差で眠気が襲ってきた。6時頃から1時間ほどうとうとと眠ってしまった。やばい、と思いそれからは必死に11時まで起きて、ビールを飲んで一気に寝てしまった。
1998.11.2.(MON)
<今日の一言>
今日の一日
夜は良く眠れなかった。ロンドン最後の夜だからと言うわけでもなかろうが、何だか夜中に目を覚ましてからまったく寝つけない。そのうちうとうとしていると8時になった。
まずはパッキングを開始する。スーツケースと鞄が一つだけで来たが、おみやげ物がかさばってスーツケースに入りきらない。仕方が無いので袋を1つ増やす。さらに赤ワインを何本か買って帰ることにしているのでもう一つロンドンで手に入れたスポーツバッグを使い計4つの荷物に膨れ上がった。とにかく重い。
9時過ぎに小雨のなかバービカンにワインを買いに行く。赤の10ポンド前後のものを6本とクリスマス用にシャンペンのハーフを1本買う。重いのでタクシーで戻り、チェックアウト。
ヒースロー4番ターミナルまでタクシーで行った。チェックインの時ワインの機内持ちこみが重量オーバーで却下され、搭乗時にBAが預かってくれることになった。空港のBAのラウンジで日本語の新聞など読んでくつろぐともう帰国モードに切り替わっている。
キャッシュが余ったので免税店でサーモンやら両親へのおみやげやらを買って小銭を使い切る。プリングルを4つ買う。プリングルといってもカシミアのセーターを作っている会社ではなく、ポテトチップスのことである。ソルト&ビネガー味の缶があったので買うことにした。きっとフィッシュアンドチップスの味がするのではないだろうか。14:10の定刻にBA007便は出発した。後12時間で日本である。機内で週刊誌を見たりしていると日本を感じるが日本食はロンドンでも随分食べたので特にご飯が食べたいとかいうのは無い。成田には東京時間の11時に到着となった。
これで今回の出張も終わりである。仕事の方は忙しい時期もあったが、取り敢えず当初の目的を果たすことができ正直言ってほっとしている。
そして仕事以外ではロンドンにいる日本人の方(N証券のTさん、M証券のK君、Y銀行のMさん、そして釣りの師匠)に大変お世話になり、久しぶりの再会を多くの人と果たすことができた。さらに同じ会社のチームをいう枠を超えてイギリスのオフィスの仲間と会社の同僚以上の関係を築くことができたのも収穫であった。彼らを通じて触れることのできたロンドンのシティに勤める若者の行動というものを知ることができたのもこれまた貴重な体験であった。とにかく今回の経験が今後の人生に役立てばいいなと思っている。(ちょっと大げさか)
1998.11.1.(SUN)
<今日の一言>
今日の一日
ゆっくり眠ることができた。8時に気持ち良く目がさめる。外は晴れていて良い天気になりそうである。いよいよ今日で事実上帰国である。
まずは支度をしてから会社に行く。完成したプロジェクトをもう一度最終確認してから、カバーレターを付けて東京にEメールする。送信ボタンをクリックして完了するとすべてが終了したような開放感が広がった。学生の時、試験が終わった瞬間のような気分である。
お腹が空いたので遅い朝食を食べる。セントポール駅からセントラルラインでトッテナムコートまで行き、チャイナタウンまで歩く。ホットアンドサワースープとワンタンヌードルそして中国野菜の炒め物。チャイナタウンのど真ん中にある店で中国人で賑わっていたが、味もサービスも最低で店の名前すら書く気にならないレベルであった。
それから買い物をするためにサウスケンジントンへ行く。友達におみやげを買ったり、会社の人へのみやげを探したりしていると少しお腹が空いてきた。お昼は先週も来た、「Rotisserie Jules」(0171−221−3331)に入る。今回は美味しいラタテュイユとチキン4分の1ピースにしたが、チキンを胸ではなくLegにしてみた。
ラタテュイユは相変わらずの美味であったが、チキンの方も足は香ばしく焼けていて、歯ごたえがあり上々の味であった。エスプレッソを飲みながらしばらくくつろぐ。
ここの店員は話しているのを聞いているとどうやらイタリア系が多いようである。そして男性はおそらく全員がゲイであろう。ゲイ仲間が楽しく働いているような雰囲気である。
店を出てからまたショッピングを続ける。正直言って買い物というのは余り好きなほうではなくどちらかといえば億劫に感じるほうである。しかも人にあげるものを選ぶというのは更に苦手である。人からものをもらった時に感じるのと逆の立場だと思うと気に入ってもらうものを探すのは難しい。
幸い良い天気で良かったと思っていたら、お店を出ようとすると突然通り雨である。しばらく傘をさして歩いていると10分ほどで止んだ。相変わらず変わりやすい天気である。
ファヒームに電話するとこれからジムに行くという。ジャンの家には誰もいない。ということでジャンの家の近くのコーヒーリパブリックでエスプレッソを飲みながら時間を潰すことにする。パソコンを打っているとイギリス人の女性が話しかけてきた。パソコンの機種を知りたいという。ソニーのVaioだ、というとソニーはハードを作っているのかとか、値段はとか、質問責めにされた。
6時半になったのでジャンに電話してみると外出しているようで携帯にしかつながらない。7時半に彼の家に行くことになるまた時間が空いてしまったので、ALL・BAR・ONEというワインバーに入り赤ワインを飲みながら30分ほど過ごす。ここは広々とした店でワインが気軽に飲めて良い店である。
7時半過ぎにフラットに全員到着。アンドレアは体調不良のため参加断念、ジャンとファヒームらとジャンが選んでくれたローマレストラン(Miraggio Club、510 Fulham Rd.、0171−384−3142)に行く。このレストランはアルコール販売のライセンスを持っていない。だからワインが飲みたいときは外の酒屋から買ってくることになる。結局二回も買出しに行くことになった。
料理はローマ料理と言うことでアンティパストは盛り合わせ。そしてパスタはベーコンの入ったアマトリチャーノであった。前菜の中では生ハムが秀逸。すべての素材をイタリアから輸入しているということで本場の味である。しかし他の前菜は東京にもあるような味であった。
パスタの麺がうどんのように太く、量が大盛りで食べきれない。日本の焼きうどんのような味わいといっては失礼であろうか。入っているベーコンの塩気が強く、ちょっと味は??であった。何とか終わると今度はメインのポークとラムの盛り合わせに野菜のサイドディッシュ添え。これはさすがにイタリアの味であった。デザートはアイスクリームやらパンナコッタを皆でシェアしてエスプレッソで〆る。
段々話題も今度はいつ来るのかとか、東京に行ったら温泉と寿司を堪能したいとか、そんな話が多くなる。日曜日の夜は通常は翌日からの仕事でもありあまりレストランで食事をしたりするような日ではないのに付き合ってくれただけでも感謝である。11時になった。食事も終わりいよいよお別れである。東京またはロンドンでの再会を約束して、ジャンの家に荷物を取りに戻り、男同士で抱き合ってタクシーに乗る。やはりしんみりしてしまった。
一方でロンドンの味気ないホテル暮らしに飽きてきたのも事実であった。彼らが昼夜付き合ってくれなければ孤独なホテルでの生活にはとっくに嫌気が差していたに違いない。テンションの高い生活が続くと潤いのある時間が欲しくなる。これ以上居ても彼らにも負担をかけてしまうし、そろそろ潮時かなというのも正直な心境であった。
心地良い孤独感
ロンドンに限らないが海外では喫茶店でもレストランでも街中でもとにかくカップルがいれば必ずと言って良いほどキスの嵐である。(日本も最近似てきたが)隣に人がいようがまったく関係無い。
みんな自分がどうしたら幸せになれるかを真剣に考えている。だから人が見ているとか、他の人と違うことはしたくない、といった横並び意識は余りないのであろう。こういう隣の人も人が何をしていようと関係無いというのが心地良く感じる。
それなりにブランド品なんか持っているが、パーティに行くような時でも格好は驚くほどラフである。旅行者の私は私服をほとんど持って行かなかったが、私と同じ位のジーンズにシャツを着たくらいのものであった。
彼らは服装など余り気にしない。クラブで踊っていても踊り方がどうのとか上手いとか下手とか関係無い。すべて自分が楽しければいいと思って過ごしている。だから楽しむときは徹底的に楽しんでいるし、つまらなければさっさと帰ってしまう。
あいまいな態度でだらだらと付き合ったりしないのである。人生は短く自分の生活をよりよくするという明確な目標を持って毎日を過ごしている。日本の文化からすれば自分勝手と言われるのかも知れないが、付き合っておいて後から影でコソコソ文句を言うくらいなら自分の好きなように行動したらいい。まあ日本に帰ればまた日本文化の中でもがくことになるのだろうが。
挨拶
キスと言えば、男女の友達が会ったときでもキスが挨拶がわりのようなところがある。ファヒームもジャンも友達の女性に会うとそんなに親しくなくても両頬にお互いキスをしている。
これが私のようなシャイな日本人にはできない。タイミングも難しいし、とにかく照れくさいのである。最初の金曜日にジャンの家に呼ばれてから何人の女性と会ったことか。ロンドンに来て3週間目、最後の最後になってクラブに行ってビールを3本くらい飲んでようやく帰り際イタリア人の女の子とロンドン流の挨拶をすることができた。もちろん日本でこんな挨拶をしたらセクハラものである。
イタリア人は関西人
国民性に違いは無いと書いておきながらステレオタイプな見方を書くのは矛盾しているのだが、イタリア人を見ていると行動様式が関西人に近いように思える。
まず話す時の距離が近い。人の目の前にぐっと近づいてきて、目をじっと見つめながら話しかけてくる。日本人の中でも関西人は距離が近いというのは関西人の多かった前の会社でも良く言われていた。そして良くしゃべる。しかも大声である。イタリア人と中国人は声がでかいというのは定評がある。もちろん全員がというわけではないが。
ノリが良いのも特徴である。東京の人のような見栄っ張りで気取ったところがなく、自分の感情に素直である。音楽がかかるとすぐに踊り出す。更に食い物にうるさいのも共通である。
やはり関西人にはラテンの血が流れているのであろうか。
鞄
今回の出張用にビジネスとオフの両方につかえるようなバッグを買った。Lagashaというシリーズであるが、これが使いやすくて大変重宝した。
パソコンが入れられて、丈夫で軽い、デザインがダサくなくて、スーツでもジーンズでもそれなりにマッチする。こんな条件を満たすものは以外に少ないものである。
パソコン用のバッグというと肩掛け型のファスナーがついた四角い形のものが主流であるが、どうもあのデザインが好きになれない。それにファスナーがぐるりと周るようになっているのも使いにくそうである。
私が買ったバッグはポケットがたくさんついている。中に仕切りがあってきれいに整理できる。外にポケットがあって新聞などいちいち中をあけなくてもしまうことができる。しかも軽い。色は黒のパラシュートと同じ素材で丈夫。肩掛けにもなるし、取っ手もついているので普通の鞄のようにも使える。何よりもデザインがいわゆるパソコン鞄とは一線を画しているのがいい。とにかく3週間毎日この鞄には世話になった。使えば使うほど使いやすさを感じる鞄である。これが2万円そこそこというのはお買い得ではないだろうか。
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