SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

エッセイ 2001年8月

 

2001.8.19.
<今日の一言>

このページの更新頻度が上がると、仕事が暇になった、と思い込む人がいます。仕事が暇でも更新しないこともあるし、睡眠時間を惜しんで更新することもあるのですけどね。

曼餃苑

環八沿いの荻窪駅の近くに、看板もない餃子のお店がある。日本初の会員制餃子の店、「曼餃苑」である。メルマガに登録した1000人の会員(会員募集は既に終了なのでメール購読のみ可能)とその同伴者だけが入場を許される。といっても何の入口チェックも今のところは無い。開店のメールが入ると夜な夜な人が集まる。

やっているのはパラダイス山元さん。知る人ぞ知る、パラダイス山元と東京ラテンムードデラックスを率いるパーカッショニストであり、日本人初の公認サンタクロースであり、マン盆栽の家元でもあるという多才な方。教育テレビのたこ焼きの歌の作者でもある。

17日金曜日の夜9時半に緊急開店というメールが入り行ってみたら、到着した10時過ぎにはすでに店の外に行列。お店の定員が12名でしかも餃子を焼くのも、サーブするのも、会計するのも、全部山元さん一人。何とも商売気のないお店。BGMはもちろんラテンのリズムである。

11時にようやく席に着き、餃子とビール。さらに一番餃子に合う飲み物、コアップガラナも飲んでようやく落ち着いた。その間も山元さんはひたすら仕事をしている。

物件を探し、保健所の許可を取り、内装をやり、餃子を作り、来てくれる見知らぬ会員に供する。営業も今のところ週に1回程度。しかも時間帯は夜10時から2時間といった具合。なぜ餃子か、なぜ会員制なのか、なぜこんなことをしているのかという疑問は未だに解けない。

曼餃苑の餃子は病みつきになるような味ではないが、何だか懐かしく、また食べに来たいという気にさせる。お店の雰囲気がカフェのような和める空間になっていて、知らない人同士でも餃子会員という共通の価値観で一体感を形成している。そして最も大切なのは、一生懸命働いている山元さんである。何でも一生懸命やっている姿と言うのは周囲を感動させ気持ちを和ませるのである。

私は開店以来はまってしまい3回も行ってしまったが、わからない人にはきっと理解してもらえない空間であり価値観だろう。一緒に行ってみたいと思う人いませんか?


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