エッセイ 2001年10月
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2001.10.21.
<今日の一言>
朝、ベッドから出るのが寒さで一瞬ためらわれるようになった初めて日、テレビでクリスマスと年賀状が話題になっているのを初めて見た日。どちらも先週でした。季節が冬に変わっていくのを実感します。
テクノロジーの使い方
「おでん」の検索をしていて私のページに偶然出会ったという人とメールのやり取りが始まり、最近お会いして話をする機会があった。今まで接点のまったく無い人といきなり会うというのは少し緊張したりするものであるが、話をしていると違和感のない旧知の仲のような感覚を味わった。
不思議に思ったがよく考えてみれば、相手の方が私のページを読んでいるから当たり前のような気がしてきた。既に情報がインプットされているから私が何をして、何を思ったかを私自身よりよく知っていたりする。逆に私が話すことにしても今までに読んだ文章の延長で理解するから、話が通じやすい。
ネットを通じて人と会う、というとすぐに「出会い系殺人事件」といったネガティブな方向にとらえる人がいる。もちろん見ず知らずの人に会ってすぐどこにでもついて行ってしまったり、特定の目的のサイト経由での安易なコンタクトは危険である。でもそれはリアルの世界でも同じである。渋谷のセンター街でナンパされて安易に車に乗ってしまえばトラブルに巻き込まれるリスクは高いのと同じである。
ネットが一般化してまだ10年も経っていない。インターネットがマニアの世界から電話のように普及してきたのはここ2−3年である。このように新しいメディアであるが故に使い方が良くわかっておらず、結果としてテクノロジーに使われてしまっているのではないだろうか。トラブルが発生すると使い方を間違えたのに、トラブルをそのテクノロジー自体の問題に摩り替えてしまうわけである。
ネットに限らず新しいテクノロジーはリスクをきちんと理解して自己完結できる人が使うべきである。車の運転、核、株の信用取引。どれも使い方によって大きな便益をもたらすものであり、頭から危険と決め付けるべきではない。かといって誰でも使いたい人が使えばよいというものでもない。使い方を間違えれば大変なことになるという点では共通している。
使い方を知らないのに規制されると自由盾に規制反対を声高に叫ぶ無責任な人たちに新しいテクノロジーを潰されないようどのようにコントロールをしていくのか。ネットに限らず大きな問題になっていくと思っている。
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© SHINOBY