SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2002/02/09 (土)

<最近の一言> ポール・クルーグマン「恐慌の罠」とピンク・フロイド「ザ・ウォール」。本と音楽で過ごす3連休になりそうです。

アラン・ホールズワースとビル・ブラフォード

少年時代にロックに目覚めたという場合、そのきっかけがビートルズと言う人が多い。しかし、私の場合ロックを聴き始めたきっかけはEL&P(エマーソン・レイク&パーマー)というプログレッシブ・ロック・グループにあった。中学の1年生の時、近所のクラスメイトの家に遊びに言って、ビートルズやレッドツェッペリンのLP(!)を聴かせてもらったが何となくピンと来なかった。その時、一枚だけ心に引っかかったアルバムがEL&Pのデビューアルバムだった。

その後、自宅にステレオコンポを買ってもらってから、EL&PのLPを買い集め、すべての作品を聴いた。更にメンバーの過去の作品をあさり、キングクリムゾン、ナイス、と買い揃えていった。プログレッシブロックというジャンルがあることを知ると、更にイエス、ピンクフロイド、と対象が広がっていった。

最近また当時の「プログレ・シンドローム」が再発している。今、はまっているのがギタリストのアラン・ホールズワースとドラマー、ビル・ブラフォードである。

この2人はUKというバンドが最初の共演ではないかと思う。UKとはもう25年位前に結成されたバンドで数年で解散した幻のグループである。このUKのファーストアルバムも好きなのだが、2人は1枚目のアルバムだけで脱退し、ブラフォードというグループで作品を発表している。これにはまっている。

ビル・ブラフォードはキングクリムゾンの「太陽と戦慄」やイエスの「危機」でパーカッションをたたいているが、乾いた音とシャープで独特のスティックさばきがこの人にしかない世界を作っている。ドラムでこれだけの存在感を示すのは凄い。

アラン・ホールズワースの個性も負けてはいない。この人のギターはうねりがある。蛇が巻きつくようなねちっこい音と突然天に抜けるような意外性のある展開。ギター職人の天才芸である。昨年、六本木ピットインでライブを聴く機会があったが、メンバーや曲調が変わってもギターの音は、「出た!」と思わず叫んでしまうアラン節だった。

それぞれの個性が2人一緒になると更に魅力的になるのである。最近買った「Feels Good To Me」はブラフォードのアルバムであるが、アランのギターが始まると2人の世界になってしまう。

と、ここまで書いた内容のほとんどが20年以上前の作品ばかりである。音楽の嗜好が高校生辺りから変わっていないことに気がついた。今日もネットワークウォークマンにブラフォードとピンクフロイド、そしてサンタナをチェックアウトして聴き込んでいる。

<最近の一言> 早稲田大学のエクステンションスクールで個人の投資に関する講座の講師をしています。教育による正しい知識の提供なしに、自己責任だけを求めることがいかに無責任で危険なことであるかを痛感します。


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