SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2003/01/25 (土)

高齢化社会

最近電車に乗っていて思うのは、高齢者が増えた、ということである。子供を見るより年寄りを見かけることの方が多い。気がつけば私も来年は40代である。実家に帰ると両親も随分年をとったな、と思う。

一方で自分を含め、子供のいない夫婦、結婚していない友人も多い。これでは日本の人口構造は急速な高齢化が進むわけである。

読売新聞に小川直宏氏(日大人口研究所次長)が書いていたことであるが、平均余命の計算に関しては最近、リー・カーター法という手法で精緻な予測ができるようになった。それによる推計では2025年での男性の平均余命は83.85年、女性は89.44年になる。2000年時点では男女それぞれ77.64年と84.62年であるからどちらもこれからも余命を伸ばし、男女の差が縮むということである。

さらに2025年になると年齢順に並べた真ん中の人が51.1歳になる、という。つまり50歳が半分以上の世の中になるのである。40代の人は若い部類ということになる。

こんな年齢構成になった時日本はどうなっているのであろうか。今までの仕組制度では乗り切れない変化である。

小川氏が提案しているのは、75歳を定年と年金支給開始年齢にするという大胆なもの であるが、これは個人差がある高齢者に一概に当てはめることは現実的ではないと思う。

高齢者についていつも思うことは、定年後、能力を持て余している人は多く、彼らの多くは働き続け社会との接点を持ち続けたいと思っているということである。ボランティアをしたり、趣味に生きたりと色々な活動をしている人を見かける。彼らはお金が主目的ではなく仕事自体に生きがいを見出したいと思っているわけである。そう言う人がこれからは70歳位までは働けるような社会にしていく必要がある。

人生50年と言われた昔は子供を育てれば人生はほとんど終わってしまった。今は50歳でもまだ30年以上の人生が残っている。しかも家庭を持たない人、夫婦だけで子供のいない家族、など家族形態も多様化する。

高齢化は人生をもう一つ経験することができる素敵なチャンスを与えてもらえる、とも考えられる。せっかくの機会を多くの人が有意義に生きることができるような社会の仕組になれば、と思う。

<最近の一言>辛いものに凝っています。辛い成分には脂肪を燃焼させる効果があると言われますが、カレー、坦々麺、など脂肪分が多く含まれているので食べても痩せないような気がします。


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