SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2003/05/05 (月)

「LEON」

総じて男性ファッション雑誌は買うこと自体が恥ずかしいものであるが、そんな中、「BRIO」と並んで買うのが躊躇されるのが「LEON」である。

買って中身をじっくり見たことは無いが、新聞広告のタイトルを見ているだけで笑ってしまう。キーワードは4月であれば「オヤジ」「モテる」「SEXY」。例えばこんな具合にキーワード連発の記事が並ぶ。

●時計も買った、靴も揃えた、スーツも完壁 クルマもある……しかし、モテるオヤジは何処へ行く!?

●モテるオヤジは夜遊び上手

●こんどの「紺ブレ」は、SEXYに着る

この雑誌、ライバルは恐らく「メンズクラブ」「BRIO」あたりだと思うが、後発ファッション雑誌としてマーケティング的には成功しているようだ。その理由は中年男性のニーズをダイレクトに訴求しているからだ。

後発のファッション雑誌であれば同じことをやっていても仕方ない。ファッションに金をかける理由を考えてみたら、結局自分が「オヤジ」だと思っている人が「モテる」ようになったり、「SEXY」に見えるようになったりしたいから、と気がついた。

そこで「メンズクラブ」「BRIO」がファッションに回りくどい理屈をつけているのに対し、直接的にニーズに訴えかけた。「結局は簡単にモテる方法を知りたいのでしょ?教えましょう」というコンセプトである。

この手の手法は一歩間違えると誰からも振り向かれないリスクがあるが、「LEON」はパンチェッタ・ジローラモをキャラクターに採用して、モテるための努力をイタリア人の陽気さに包んで軽い感覚に仕上げてしまった。かなり強引である。

問題はパンチェッタ・ジローラモに続くキャラクターが出てくるか、である。モテる男はいくらでもいるが、中年男が憧れるファッションリーダーにはなかなかなれないからである。

<最近の一言> 胡同三辣居で絶品ジャージャー麺を食べた後、歩いて六本木ヒルズを見てきましたが、私には理解できない場所のようです。


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