SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2003/05/25 (日)

変わらない味

家族4人で三笠会館に行った。なぜか両親と食事、ということになると伊勢丹会館にあるこの店に行くことが多い。そして行くといつも注文するものも決まっている。三崎のお刺身風サラダと魚介のスープ、そしてシーザーサラダの3つである。

お刺身風サラダはその名の通り新鮮な白身の刺身をバルサミコ酢やハーブ、香辛料で味付けしたもの。魚介のスープは海老ミソを始めとする魚介類で作った赤い色をしたスープ。磯の香りが強烈にするこってりとした味付け。クルトンとにんにくバターを入れるとさらにコクが増す。シーザーサラダはロメインレタスにドレッシングをかけサーブする直前にテーブルの前で削ったイタリアチーズをたっぷりかけてくれる。どの料理もいつ行っても同じ味で飽きがこない。

残念ながら新鮮な魚介を使った料理以外は値段からすれば余り魅力はない。パスタの味は普通だし、ワゴンで運ばれるデザートもそそられない。また肉料理も平均的な味である。

そして南フランスプロヴァンス地方のダイニング、という今ではちょっと甘いコンセプト、新宿のビルの2階という立地、というハンディもある。

それにもかかわらず続けて行くのはなぜだろう。その理由の半分は変わらない安心感だろう。時代に流されないものを求めている顧客はどの業界にも存在するのである。


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