SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2003/08/02 (土)

四川一貫

土曜日だが御茶ノ水で仕事があった。ちょうどお昼時であったので、昔オフィスがあった神田錦町にある四川一貫(千代田区神田錦町2-2、03-3291-9787)に久しぶりに行ってみた。

昔からここの坦々麺(700円)は不思議だった。ほかのどの店で食べたものとも違う独自の味付けなのだ。スープはごま油と何だかわからないものがベースになっている。具は挽き肉とキャベツ、ネギが入っているだけでシンプル。でも美味い。麺は細めんで、キャベツと挽き肉のスープに良くからむ。これも良く考えられている。

見た目は簡単に作っているように見えるが食べると味は複雑である。坦々麺だから辛いのだが、後を引かない。コクのあるスープなのに食べ終わるととてもあっさりしているように感じる。食後も中華を食べたとは思えない爽やかさ。

夏の冷麺、裏メニュにマーボー麺というのもあるがやはり坦々麺が一番である。

狭くてお世辞にもきれいとは言えない店であるが、マスターはお客が美味しいといって通ってくるのが楽しみなようだ。商売っ気は無いらしく、暖簾分けもしないし、姉妹店を出すつもりも無いと言い切っていた。

ここにしかないから食べたければわざわざ行くしかないのであるが、それだけの価値がある店である。


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