■ 挨拶、しつけ、掃除
日経ビジネスの8/4-8/11合併号を見ていたら気になる記事があった。
ホンダクリオ新神奈川の社長相澤賢二氏はCS(顧客満足度)を高めるためにしつけを徹底的に行うという。
茶髪、長髪、髭は厳禁。オフィスでは禁煙。客に不快感を与える可能性のあるものは徹底的に排除している。
さらに毎月社員に読書感想文を書かせて提出させるという徹底ぶりである。
そして社員全員で毎朝行う掃除。それによってお客様に喜ばれる満足を感じ、命令されなくても自分でどうしたらよいかがわかってくるのだという。
挨拶、しつけ、掃除の重要性は日本電産の永守重信社長も重視している。彼もまた赤字企業を次々傘下に収め黒字化させた再建請負人である。
マーケティング、商品開発といったビジネスに直結したことではなく、社員教育の基本のようなことが結局一番会社のビジネスに重要だということなのだろうか。
自由で自主性を重んじる職場より、挨拶しろ、掃除しろ、と言われる徒弟制度の残っているような会社の方が会社として成功するのであろうか。
人間という機械とは似て非なるリソースを使って行う企業という組織の運営には経済合理性だけでは割り切れないものがある。
挨拶、しつけ、掃除といった徒弟制度の対極で仕事をしている者として複雑な気分である。