■ 優先順位
仕事には優先順位がある。時間が余って、暇な人であれば別だが通常はすべての仕事を完璧にこなすことはできない。とすると優先順位をどうやって決めるか、が仕事の出来を左右する。
例えば、やらなければいけない仕事が10あるとする。そのうちの8つは重要ではないが、2つは上手くいけば大きな成果につながる仕事だとする。
その場合、自分の能力を10%づつ10の仕事に均等にするのと、2つの重要な仕事に50%のエネルギーを割いて残りの8つを後回しにするのとどちらが価値があるのだろうか?
答えはもちろん後者であろう。ただしこの答えには前提がある。重要な仕事と重要でない仕事を見分ける能力がある、ということである。
本当に重要な仕事はどれなのか、判断できる人はどの位いるのだろうか。そしてその重要性の原則に従って仕事を進められる人はどの位いるのだろうか。
時間の制約の中で多くの人はすべての仕事をこなそうとする。しかしそれによって本来重要な仕事への時間は限られる。結果として全体の成果は満足できないものになってしまう。
仕事を選んでする、というのは周囲との軋轢を産み出すことも多いが、一方で八方美人では良い仕事にはなりにくい。なかなか理解されにくいことであるが、優先度の低い仕事を後回しにすることが仕事全体の成果を高めるのである。