SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2003/09/09 (火)

星野と田淵

阪神の星野監督と田淵打撃コーチは東京6大学の同期で数十年来の親友である。昔は同期であった2人が、今は監督とコーチという上司部下の関係にある。その微妙な距離感はどんな感じなのだろうと思っていたら、テレビに出てきた2人の会話は友達感覚のそれであった。

私が今勤務している会社の社長は大学時代のクラスメイトである。自分はある意味田淵のような立場ということになる。しかし今の会社に入る時に決めたことは、この会社にいる限り、同期ではなく上司としてかつてのクラスメイトに接しようということだった。いつか会社を辞めたら、その瞬間からまた大学時代の友達に戻れば良い、と思っている。

星野と田淵の自然な友達トークを見ているとナチュラルで羨ましい、と思った反面、かつての同期という感覚で仕事をしているようにも見え、違和感を感じた。

仕事のパフォーマンスを最大限に引き上げるためには、どのような関係が望ましいのかはわからない。しかし、少なくとも大学の友人、といった過去のしがらみで仕事をするのは、当事者以外の周りの人間にとっては白けるものであろうことは想像がつく。

実績を残せなければ生きていけないプロ野球は厳しい勝負の世界である。その中で星野監督は(少なくとも表面的には)過去の人間関係を阪神という新天地に持ち込み、結果を出し評価をうけている。彼のマネジメント方法には私では理解できない何か秘密があるのだろうか。


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