■ ニセケイジ
検索エンジンGoogleで「ケイジ」を検索すると出てくるのは、「刑事」と俳優の「ニコラス・ケイジ」、そして幻の鮭「鮭児」である。
「鮭児」(ケイジ)とは、本来ならばロシア・アムール川方面をめざす鮭が、 迷子になって知床へもどる群のなかに入ってしまった幻の鮭である。
鮭は、生まれて4年目の秋に産卵のために生まれた川に戻ってくる。そのときに翌年以降に産卵期を迎える未成熟の鮭がまれに混ざって捕れることがある。これが「鮭児」。卵巣、精巣は未成熟で、産卵のためにエネルギーを消費することがないため、魚体全体に脂がのっている。
羅臼漁協で水揚げされる数が一年間の合計でも480尾(2000年度)と1〜2万本に1尾の割合なので珍重され、数年前より羅臼漁協が「タグ」をつけてブランド化。テレビのグルメ番組で取り上げられ有名になった。
今回はじめて名前を聞いて食べてみた。確かに脂が乗っていて臭みがまったくない。美味しいには美味しいが、クセのある魚の方が好きな私にはちょっともの足りない味であった。
お店の板長の話ではこの「鮭児」は羅臼のタグはついていない。羅臼産なら一匹10万円以上らしいがそこまで払う価値があるのかは理解できなかった。
とは言え、私が食べたのは羅臼産ではない「鮭児」。羅臼タグのついたのを味合わないとその本当のすごさはわからないのだろうか。