SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2003/11/18 (火)

七つ海堂

「七つ海堂」と書いて「ななつみどう」と読む。茶沢通りを下北沢に向かって歩いた右側にあるお店である(世田谷区代沢4-42-8、03-3795-7726)。周りは住宅地だ。

何にするか悩んだが、一番シンプルなざる蕎麦を頼んだ。郊外の住宅地にある店にしては強気の700円。出てきたのは本当にシンプルなそばだった。

店のインテリアと調和する飾り気のない器。そばつゆも必要な量しか入っていない。薬味もわさびと大根おろしに細く刻んだ長ネギ。無駄がない。

蕎麦は予想した通りの味だった。主張をするわけではないが、しっかりとした味で甘みがある。わさびを箸を使って蕎麦を食べながら口に一緒に入れると刺激の後、さらに甘みを感じた。

そばの量は多くは無いが、腹八分目でこれも無駄が無い。後で運ばれてきたそば湯も最後まで飲んだら丁度無くなった。

インテリア、接客、器、蕎麦の量、味、薬味、そしてそば湯・・・すべてに過不足が無く、空気のように主張のない店である。そのさりげなさに魅力を感じる。

そんな中、唯一主張を感じるのは店の名前である。その由来がどこから来ているのか、次に行くときには聞いてみようと思っている。


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