■ 金融業に供給者側の論理が残るワケ
金融の仕事をしていて思うことは、供給者の論理で仕事をすることが相変わらず多いことだ。
最近24時間営業していることを誇らしげに宣伝している公的資金注入銀行があるが、コンビニ業界では当たり前のことであるし、金融に小売から参入したアイワイバンクではコンビニ端末で数年前から実行していることである。
あるいは、金融商品の専門用語についても素人には良くわからない言葉が平気で使われている。
投資信託の基準価額、という言葉がわからない、とある人に言われてはっとしたが、基準価額、信託財産留保金、個別元本方式、など普通の人にはわかるはずもない。
金融業に供給者側の論理が残るのは、金融業界の人たちに未だに選民意識があるからだと思う。さらに横並びカルテル体質で本質的な競争を阻害し、結果として「士族の商法」がまかり通っているからたちがわるい。
こんな金融を変えるには別の業界からの新しい視点が必要である。例えばアイワイバンクのような他業種からの既成概念にとらわれない戦略的参入は業界の体質を変えるインパクトのある方法である。
横並び主義が相変わらず残っている金融業界をもっと大胆に変革し、「没落士族」を作り出す新しい企業がたくさん出てくることを希望している。