■ プログレ
音楽は演歌と民謡以外なら何でも聴く雑食であるが、原点はビートルズと「プログレ」にある。
中学時代、念願のステレオシステムを買ってもらって最初に買いに行ったアルバム(LP)はビートルズのヘルプだった。しかしその後は音楽好きの同級生の影響で「プログレ」に傾倒していった。エマーソン・レイク&パーマーがその入り口だった。
「プログレ」とはプログレッシブロックの略で1970年代にブームを巻き起こしたクラシックやジャズとロックの融合したような何とも定義しにくい音楽のジャンルである。
ピンクフロイドはジャンルを超えて有名であるが、
キングクリムゾン、イエス、エマーソン・レイク&パーマー、といったメジャーなプログレバンドがいくつかあり、そのほとんどは一通り高校時代に聴いてしまった。
最近、フォーカス、PFM、キャメルといったマイナーなバンドのCDを借りてきて聞いてみた。高校時代LPレコードを何枚も買えない頃、こういうバンドに投資する余裕がなく、FM東京の番組でプログレ特集があるとカセットテープに録音して擦り切れるまで何度も聴いていたことを思い出す。
20年ぶりに聴いた懐かしい音楽は当時と同じ感動がある。音楽に没頭すると周りが20年前にタイムスリップするから不思議である。
カセットテープで聴くウォークマンがブームだった20年以上前とiPodで1000枚のCDが聴ける今。技術の進歩は驚異的であるが、未だに同じ音楽を聴いている。音楽はこの30年、それほど「プログレッシブ」ではなかったということだろう。
写真のジャケットはキングクリムゾンのデビュー作であるが、30年以上経った今でも色褪せない感動がある。