■ 「知るは一時の恥・・・」
メールマガジンに「知るは一時の恥、知らぬは一生の恥」と書いたらこれは間違っている、と指摘を受けた。何が間違っているのかさえわからなかったがどうやら「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」が正しいらしい。
知らぬ間に日本語の間違えを犯していることは多い。「情けは人のためならず」「気の置けない人」などは逆の意味に取っている人が多いし、「老舗」を「ろうほ」と読んだり、「月極」を「げっきょく」を読む人は私の周りに実在した。
しかし日本語は何が正確なのかわからないことがある。
一つには言葉の意味が時代によって変化しているからである。かつて誤用された使い方が定着して正しい使い方になってしまった例は多い。「一生懸命」は「一所懸命」の誤用が定着したものだろう。
そしてもう一つわからないのはその言葉の曖昧さである。「辞書」と「辞典」は何が違うのか、と聞かれて答えられなかったことがある。「いい加減」と言われると丁度良いのか適当なのかわからなくなる。
あまり言葉の使い方にこだわるのも何だか窮屈で嫌であるが、もう20年近く前「虎屋はろうほだ」と自信満々に話す友人には本当のことを教えてあげた。