SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/02/08 (日)

「牛角 温野菜」だったら・・・

近所にある「しゃぶしゃぶ温野菜」というお店を結構利用している。しゃぶしゃぶと鍋料理を手軽に食べさせる店で、カウンター中心のカジュアルなお店だ。

火鍋、豆乳鍋といったスープの味を選択し、肉、野菜、魚介類を頼んで食べる。2種類の鍋を同時に楽しんで、最後はラーメンで〆る。これで一人3千円くらいと手ごろ。野菜もたっぷり摂れてヘルシーな感じも良い。

ところでこの「しゃぶしゃぶ温野菜」は知名度は低いが、あの焼肉の「牛角」と同じ会社の経営である。例えば「しゃぶしゃぶ温野菜」ではなく「牛角 温野菜」という名称だったらどうなっただろう。

マーケティングの本によればサブブランドを広げていって低迷しているブランドは多いという。ユニクロもかつてスポクロだのファミクロだの作って失敗しているし、ビールやタバコのブランドがライト、プレミアムといったサブブランドを導入してうまくいかない例もある。

サブブランドより新しいブランド構築のため敢えて牛角の名前を使わない名称で営業しているが、これは正しい選択なのだろうか。

「牛角」のイメージは安くてそこそこ美味しい焼肉、というイメージだろうと思う。焼肉としゃぶしゃぶを同じブランドで経営するとブランドイメージは拡散するのだろうか。

ユニクロが有機野菜を始めたり、キューピーがジャムを作るのなら別ブランド(SKIP、アヲハタ)というのは理解できる。しかし客層もイメージもダブっている多角化には同じブランドで展開するメリットの方が大きいのではないだろうか。

土曜日の書入れ時にも空席が目立つ店内を見ながら、そんなことを考えた。


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