SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/03/01 (月)

加藤の乱と2ちゃんねる

「2ちゃんねる」という日本、いや恐らく世界最大の掲示板がある(もし2ちゃんねる、をテレビのチャンネルのことだと思っている人がいたら左下のリンク集から覗いてみてください)。

そこには企業や個人名でも様々なテーマで板と呼ばれる書き込み場所が作られ、匿名で書き込みがされていく。内容はまさに玉石混交で、その見極めは難しい。

最近はこの2ちゃんねるから企業が自社の問題や間違えを発見することもある。コンプライアンス(法令遵守)部門ではチェックが必須になっている。

しかし、彼らの書き込みにいちいち踊らされては物事の本質を見失う危険がある。その中で情報を取捨選択しなければならない。掲示板で積極的に発言する声の大きい人の意見がマジョリティの意見とは限らないからである。

そこで思い出すのは加藤紘一代議士の「加藤の乱」である。インターネットで状況判断を行い、世の中の動きを見誤った。ネットは世界の縮図ではない。ネットの過信はリアルな世界を見失い、マイナーな世界に埋没するリスクがある。

しかしこれはバーチャルな世界だけの話ではない。現実の報道などを見ていても同じことが言える。毎日報道されているニュースにも報道する側のバイアスが大きくかかっている。どれが一体本当に重要な出来事なのかはニュースでは実はわからない。現地にレポーターを送って意味の無い中継を毎日している報道を見ていると、何が自分にとって重要な出来事か、見極める目を持つ重要性を強く感じる。


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