SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/03/04 (木)

時間とお金(2)

2月16日にも書いたのだが、時間とお金の関係についてもう少し考えてみた。

わかりやすく具体例で話を進めてみよう。

例えば年収が500万円の人がいる。1日働いている時間は通勤も入れて10時間として年間大体2500時間。ということは時給は2,000円になる。

現在40歳として定年まで20年、定年後10年生きているとする。単純化するため今後昇給なしでこのまま仕事を続けると仮定する。彼(女)の生涯の自由時間はどの位あるだろうか。

これも仮定になるが仕事をしているうちは毎日平日は3時間が自由時間とする。そして週末は10時間が自由時間なら一日平均5時間になる。

定年後は毎日が日曜日だから一日の自由時間は平均10時間になる。

すると40歳から70歳までの自分の自由時間は73000時間という計算になる。

これがどの位の金銭価値になるか計算してみると年収500万円の時給2,000円で考えると1億5千万円近くになる。

これが自分に残された時間の価値(仕事の時給換算)である。

しかし時間があってもお金がなければ何もできない。趣味に没頭したり、家族と過ごしたりする自由な自分の時間に一体どの位コストがかかるのだろうか。現実的な問題ではあるが生きていること自体がそもそもコストでもある。つまり生活費のようなコストである。

生きていくコスト、自由な時間を充実させるコストを合わせて1時間いくらあれば生きていけるかを考える必要がある。それをまかなえる原資がなければ時間があってもその時間を価値あるものとして活かせないことになる。

つまりこれから得られる自由時間とそれを充分に活用できるためのお金がバランスしなければ、お金か時間かどちらかがムダになってしまう、ということだ。

時間がどの位残されているのかは誰にもわからない。お金がいくら必要かも正確には知ることができない。しかし、こんな思考訓練さえしないで、金の亡者になったり、逆に資産にまったく無頓着でも不幸である。

時間とお金についてはまだまだ考えることがある。


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