SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/03/13 (土)

顧客情報を守る方法

顧客情報の流出事件が相次いでいる。最近の特徴は流出する情報量が膨大になっていることだ。かつてはせいぜい数万人程度だったのが数百万人の流出というケースも出ている。

各企業が同様の事故が自社でも発生しないように対策を立てているのだろう。セキュリティ技術を使って外からのアクセスを防止する、監視システムを導入する、といったハードの対策はできても根本的な解決にはならない。

データにアクセスできる人間がいる限り、そのアクセスする人間の行動がコントロールできなければリスクはゼロにならないからである。

セキュリティ技術の導入、データにアクセスできる人物の限定、データ管理に関する基本動作の確認といったことまではきっとどの会社でもやることだろう。

しかし社員のモラルに対する意識をどうやって高めるか、が最後の砦になる。情報漏洩が犯罪であり社会的に許されない問題であることを教育することは必要である。しかし一方でそれをわかっていながら敢えて犯罪を犯す可能性も排除しなければならない。

会社に対する恨みからの犯罪、会社の腐敗した内情を告発するためといった確信犯、が出ないようにするには、会社が社員に対してきちんとした処遇をし、一点の曇りもない真っ当なビジネスを続ける必要がある。

つまり会社が1つにまとまって、高いモラルで整然とビジネスをしていればこのような事件に巻き込まれることは無いのである。

情報が漏洩している会社には、システムの問題、モラルの問題、処遇の問題、どれか1つがきっと存在している。


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