SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/03/19 (金)

豚丼

飲食店というのは恐ろしい商売である。

ブームがある。流行り廃りによって客数が変動する。もつ鍋ブーム、ナタデココブーム、フレンチビストロブーム、どれも気がつけば一部の店を除き淘汰されてしまった。

そして1回1回の来店が勝負である。いつも行っているお気に入りの店であっても、一度満足できない経験をするとその店には2度といかなくなってしまう。

吉野家の豚丼セール250円を食べてみた。特売期間ということで店は客で溢れ、活気があった。豚丼は見た目牛丼と同じである。ごぼうと豚肉がご飯にのって、甘しょっぱいたれが絡んでいる。

が、食べてみるとその味は普通だった。決して不味くはないのであるが、吉野家の牛丼のようにどうしても食べたい、というものではなかった。

そうなると牛丼がどうしても食べたくなって、別の牛丼チェーンにはじめて入ってみた。しかしここの牛丼は吉野家のものとはまったく異なる味だった。

吉野家の豚丼でもなく他の店の牛丼でもない。やはり吉野家の牛丼は特別な存在である。メニューからは消えてしまったが、吉野家の店のオレンジの看板には今でも牛丼と書いてある。

やっぱり吉野家の牛丼が復活するまで吉野家には行かないし牛丼も食べないことになりそうだ。



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