SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/03/20 (土)

プロとアマ

投資の世界にはプロとアマがいる。プロとは機関投資家と呼ばれる人たちである。信託銀行や投信投資顧問のファンドマネージャーと言われる人、ヘッジファンドや証券会社でトレーディングをしている人たちなどである。

一方のアマとは個人投資家のことである。自分の資金でポジションを取り収益を狙う人たちのことだ。

従来個人投資家は機関投資家に相場では勝てないと言われて来た。情報の伝達速度が大きく異なっていたからだ。個人投資家が投資に関する情報を得る時には機関投資家は既にその情報に基づいて投資を終わらせている。おいしい話があっても機関投資家が先に食べてしまっていたのである。

しかし時代は変わった。インターネットによる情報配信が主流となり情報の格差は随分小さくなった。またディスクローズの問題が認識され、情報を特定の人たちにだけ公表することも少なくなった。つまり平等な投資環境に近づいたということだ。

機関投資家は人のお金を運用する商売である。商売であるから真面目にやるのだろうが、自分の財産を使って必死にやっている人と比べたらどうだろうか。しかも機関投資家はお客様のご機嫌取りで無駄な取引をしたりする。決算前に変な銘柄を売却したり、さぼっていると思われないためにやらなくても良い取引をやったりする。

一方個人投資家には決算はない。他人の目を気にすることなく自分の思った通りの取引ができる。

最近個人投資家の中にプロ顔負けの投資成績をあげる人が増えてきた。もちろん全員がうまくいっているわけではない。彼らの一部の人にはプロにはできない投資手法をもっている人がいる。

そんな人たちに話を聞いてみたいと思い、会いに行っている。成績が良くてもそれほど給料は変わらないサラリーマン機関投資家に比べ、自分の運用イコール自分の収入である個人投資家の真剣さは鬼気迫るものがある。

人間とは現金な動物である。サラリーマン投資家の報酬体系はしっかりとは運用成績に連動していない。それが変わらない限り、少なくとも意気込みの部分では個人投資家にはかなわない。


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