■ 日本企業の将来
中国株がブームになっている。北京オリンピックや上海万博から1960年代の日本と今の中国を重ね合わせ高い成長を期待しているわけである。
一方、日本はこれから高齢化、少子化で人口減少、衰退するという論調が一般的である。日本株も日本の国力衰退と共に下落するという意見が多い。果たしてそうであろうか。
日本の製造業が最近好景気である。理由は中国からの強い需要である。例えば、便器の需要がものすごい勢いで増えているという。
日本という国が縮小均衡で需要が減退したとしても中国という巨大な市場にアクセスできれば市場は縮小ではなく拡大する。
国内だけで商売している企業は限られた市場を掘り下げるという企業努力であるが、海外に国内の成功をうまく移植できる日本企業があれば、日本よりはるかに大きな市場が見えてくる。
中国企業=成長、日本企業=衰退、という区分けは表層的な見方ということである。日本企業に対して過度に悲観することはない。ただし企業の選別はこれまで以上に厳しいことは事実。
市場拡大のメリットをすべての日本企業が享受できないということからすれば、日経平均で日本企業を語る時代は終わる。