SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/04/05 (月)

通称「辛麺」

かつて勤務していた外資系投資顧問会社はオフィスが大門にあった。マイナーな街であったが飲食店は隠れた名店が多かったように思う。

その1つが味芳斎(みほうさい)(港区芝大門1-10-1 全国たばこビル1F、03-3433-1095)という薬膳中華の店。

ここにいくといつも頼むのが牛肉麺(千円)である。辛い麺なので、通称「辛麺」と勝手に呼んでいた。腰のある麺の上に柔らかいがとても辛い牛肉とシャキシャキのもやしがのっている。牛肉の辛さがスープに溶けていきみるみる赤くなっていく。

食べ終わる頃には顔と頭から汗が噴出す。しかしただ辛いだけではない。独特の香りと辛さの中にあるうまみが奥深い味わいなのである。薬膳といわれて気のせいなのかもしれないが、何となく食べ終わった後体がぽかぽかするような気分になる。

久々に行ってみた大門ののどかな街を歩きながら、会社をやめて、あれからもう5年が経った。時が経つのは早いな、と思った。


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