SHINOBY'S WORLD SHINCE: SEPTEMBER 30, 1996




エッセイ

2004/04/09 (金)

ジンクスの科学

縁起を担ぐ人がいる。金融業界でもディーリングルームのような場所で相場関係の仕事をしていると特にそういうことにこだわる人が多い。

個人的には毎日お祈りをしたり、神棚を飾ったりということには効果があるとも思わないし実際に何もやっていない。非科学的であると思うからだ。

ところが、最近ビジネスで成功している人たちの本を読むと、「書いたことは実現する」と言う人が多い。1年前に自分もそんな本を読んでから、人生のミッションとビジョンを考えて、「紙に書いて」毎日見られる場所に貼ってある。

するとその中の2つのことはすぐに実現し、最近またいくつかのことが実現しようとしている。

実に非科学的なことであるが、そんな事実を体験しながら少し考え方が変わってきた。縁起を担ぐから幸運が訪れるのではなく、縁起を担ぐくらい真面目にやっているからこそその努力が報われるということではないか、という理屈である。紙に書くくらい真面目に考える人は、そもそも漫然と考えている人よりは実現への熱意があるということである。

どうしても実現したいこと、強い熱意がある人、は必死で全力を尽くす。そんな人は信じようが信じまいが関係なく可能性のあるものには全て頼ろうとする。

つまり縁起を担ぐ人は、その時点で担がない人よりも意識が高い、ということなのではないだろうか。

熱意が結果を変える、というのがジンクスを科学的に説明できる唯一の可能性ではないかと思っている。


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