190701bork-san

アップルシードエージェンシーの鬼塚さんのご紹介で、「全米最優秀女子高生の母」として、メディアでもお馴染みのボーク重子さん(写真中央)にお会いしました。

9月7日に開催される第10回世界の資産運用フェアのゲストとして登壇いただく、ミアン・サミさん(写真左)と3人で当日のパネルディスカッションの打ち合わせを行いました。お金の教育について、お2人からグローバルな視点の話を伺うと、日本の教育が危機的な状況であることがより明確になって、恐ろしい気持ちになりました。

そもそも、日本人のお金に対する考え方は、かなりバイアスがかかっています。

まず「お金=汚いもの」「投資=バクチ、危険」という思いこみが子供の頃から刷り込まれています。これは教育に原因があるのです。学校の先生は、マネーリテラシーを学ぶことなく、子供に教育しています。自分が幼少時代に受けた教育を疑うことなく、伝えている。これではお金に対するネガティブなイメージはいつまでたっても変わることはありません。

お金を稼ぐことについても同様にバイアスがかかっています。日本では、労働によって汗水たらして稼いだお金は尊いが、投資でお金が働くことによって得られるお金は不労所得と呼ばれ、何か悪いことのように思われています。二宮金次郎の世界です。

しかし、投資とは自分の頭を使ってお金を働かせて、世の中に価値を提供し、その対価を投資のリターンという形で受け取る高度な知的労働です。体を使って汗はかいてないかもしれませんが、頭には脂汗をかいたり、時には冷や汗をかいたりすることもあります。

どちらのお金の稼ぎ方も等価であり、優劣はないはずです。

お金に対する誤った認識がメンタルブロックとなって、資産運用を始める時のハードルになってしまっているのです。

日本は、これまで労働によって稼いできた資産を、資産運用によって守り増やしていくサイクルに入ります。

真面目に働いてお金を稼ぐフェーズが終わり、お金に働いてもらうフェーズに入らなければなりません。

にも関わらず、そのために必要な教育がまったく提供されていないのは大きな問題です。

人口が減少し、労働力が不足してもお金の知識を持つ人がたくさんいれば、日本人は豊かに暮らすことができます。そう考えると日本の最大の問題は人口減少や少子高齢化ではなく、教育にあると気が付かされました。

9月7日のセッションでは、これからの日本人のお金との付き合い方について目からウロコの話が聞けると思います。事前お申込みは、こちらのページから既に始まっています。一人でも多くの日本人に聞いて欲しい重要なテーマです。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計22万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。