昨年の6月にに書いた「初めての人のための資産運用ガイド」に増刷がかかり10刷となりました。これでコンビニ限定で販売している図解版と合わせて、もうすぐ16万部というところまできました。

恐らくアメリカ大統領選挙の結果を受けて、株式・為替マーケットがラリーしていることも、この手の資産運用本が売れている要因の1つだと思いますが、短期ではなく1年半に渡って売れ続けているというのは著者としてはとてもうれしいものです。ベストセラーも良いですが、ロングセラーであることの方が世の中のトレンドではなく普遍的に受け入れられる内容であることを証明しているような気がするからです。

本書は金融資産を活用して長期的に資産運用をしていくための方法を初心者でもわかりやすく解説しています。投資信託を中心に、国債、ETF、REIT、FXといった金融商品の活用方法を具体的に説明し、誰でも資産運用が始められるように構成しています。10万円から1000万円までの具体的なポートフォリオも掲載しています。

さらに、後半では国内不動産の投資方法についてもページを割いています。都心の中古ワンルームの選び方やお金を借りた場合の返済シミュレーションも図表にしています。

これからの個人の資産運用は、出来るだけ幅広く投資対象を知り、その中から自分自身に合った商品や投資対象を選び出して組み合わせるのが良いと思っています。金融商品だけでは不十分で、不動産のような実物資産も上手に組み合わせた方が投資の成果をより高めることができます。

多くの投資本は、投資信託だけ、国内不動産だけ、FXだけというように特定の商品だけに偏った資産運用を提唱していますが、これでは長期で安定した資産運用はできません。また、本当にその人に合った投資対象である保証もないのです。

私のようなアプローチで資産運用を解説する人が日本にほとんどいないのが残念ですが、この本をきっかけにお金の不安から解放されて人生を充実させることができる人が一人でも多く出てくれば良いといつも思っています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。