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最近の若者の間で人気がある仕事は「起業」だそうです。大学を卒業して、会社に入るよりも好きな仲間と好きなことをして生きていく。それが当たり前の時代になってきたのだとしたら、私の世代とは随分変わったものだと思います。

私が20代、30代だった1990年代には、大手企業を辞めて起業するというのは、正気の沙汰とは思えないことでした。アメリカのボストンに同時期に留学していた堀義人さんが、帰国後に「日本で初めてのビジネススクールを作りたい」と住友商事を辞めてグロービスを立ち上げたり、その堀さんに紹介された三木谷浩史さんが日本興業銀行を辞めて「インターネットのショッピングモールを作る」と聞いたとき、何て無謀で愚かな人たちなんだと思ったことを覚えています。

その後、堀さんのグロービスは日本一のビジネススクールに成長し、三木谷さんは楽天グループを作り上げました。リスクを取ることの大切さを教え込まれた経験です。

1999年に社員4人のマネックスの創業に参加し、さらに5年前に資産デザイン研究所を立ち上げた経験から言えることは「起業のリスクは過大評価されている」ということです。確かに、以前は大企業を辞めて起業するのは資本も必要で、ビジネスを軌道に乗せるまで時間がかかったと思います。

しかし、今起業するとしたら、オフィスが無くてもネットでつなげればパソコン1台で自宅で仕事できますし、バックオフィス業務はアウトソース可能です。マーケティングもSNSを使ったり、コストを下げられます。初期投資は100万円もあれば十分ですし、万が一失敗して撤退しても、またやり直せば良いのです。

これからは副業をしたり、複数の仕事をやることが当たり前になっていきます。組織に所属して仕事を与えられるより、自分で好きを仕事にしてしまい、世の中の問題解決に貢献する方がきっとやりがいもあって楽しいはずです。

私が資産デザイン研究所を設立して独立したのは、48歳の時です。起業して一番後悔したこと。それは2年前のブログにも書きましたが「もっと早くやればよかった」でした。その無念を晴らしたいと今回の丸の内朝大学マネークラスの講座を企画しました。お金に働いてもらう方法だけではなく、自分で稼ぐ方法の2つを学ぶ欲張りな講座です。資産運用業界でビジネスをゼロから立ち上げた30代の3人の起業家から、たくさんのことを学んでください。

丸の内朝大学マネークラス2017夏

自分の今の仕事に疑問を感じている人。もっと自由に毎日を生きたいと思っている人。自分の力で世界を変えてみたい人。そんな前向きな人に集まってもらい、一緒にその第一歩を踏み出すアクションプランを作っていきます。

具体的なプランはいりません。経験も不要です。何となく興味がある。面白そう。今までのライフスタイルが変えてみたい。そんな気持ちのある方は気軽に参加してみてください。

「投資×起業」でリスクを取る。その先に、エキサイティングな未来が待っています。

※写真は丸の内朝大学マネークラス2017春のフィールドワーク。今回も東北に「大人の修学旅行」行きます!

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。