171027ocyanomizu

昨日から明治大学の資産設計塾の講座が開催されました。19時からの講義なので帰宅時の通勤ラッシュの時間帯でした。

久しぶりに遭遇して再認識したのは、「やっぱり通勤電車には乗ってはいけない」でした。その理由を7つ考えてみました。

まず、通勤電車の環境は健康に良くないです。車内は空調が悪く、空気が濁っています。これからの季節は、風邪も流行り、同じ電車に乗っている人に次々感染していきます。また、メトロのホームは電車が入ってくると風も強く吹き、粉塵が舞っています。健康面でマイナスなのは明らかです。

2つ目は通勤電車はトラブルに巻き込まれるリスクがあることです。痴漢と勘違いされれば、人生は一瞬で終わってしまいますし、遅い時間になれば酔っ払いにからまれる可能性もあります。スリや盗難もありますし、トラブルに遭遇するリスクが高まります。

3つ目は時間が勿体無いことです。通勤時間に本が読めるというメリットを強調する人がいますが、狭い車内よりも、通勤時間を短くして、ゆったりとしたカフェや自宅で読んだ方が良いに決まっています。私も以前は通勤電車で書籍執筆をしていましたが、狭い席で無理な姿勢で仕事をして、体に変調をきたしてからは止めました。

4つ目はストレスが溜まることです。知らない人たちとの距離が近く、狭い空間に多くの人が閉じ込められるのは、例え短時間であっても大きなストレスです。毎日通勤している時は当たり前だと思ったことも、たまに体験すると大きな精神的負担であることを実感します。

5つ目は危険であることです。ホームからの転落事故や電車の急停車による将棋倒しのような危険があります。慣れてしまっているから当たり前のように思っていますが、スピードが出る電車というのは意外に危険な乗り物です。

6つ目は通勤生活をしている限り、自分で自分の時間をコントロールする自由が得られないことです。自分がどの時間に何をするか自分で決めることができれば人生の選択肢は大きく広がります。通勤をして会社で仕事をしている限り、その時間を会社に委ねなければならない不自由が存在します。

そして最後の理由は、やっぱり通勤は格好悪いということです。同じ時間に同じ方向に向かって移動し、一か所に集まって仕事をする。これは既に20世紀の仕事のスタイルです。工場で流れ作業を効率的に行うには良い方法ですが、ネットを使って情報をやり取りできる時代の仕事のスタイルではありません。

通勤という概念は、いずれ無くなっていくというのが私の予想です。毎日社員が全員同じ場所に集まるほどのコミュニケーションが必要な仕事が、それほどたくさんあるとはとても思えないからです。そうなれば通勤ラッシュも緩和され、多くの人のライフスタイルも変わっていくはずです。

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