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スリランカでユニークだと思ったのは、車やバイク、トゥクトゥクで道がひしめいているのに、信号の数がとても少ないことでした。写真のように、車両が入り組んで、どうしようもない渋滞になることもあるのですが、時間が経つと不思議に何事も無かったように流れていくのです。

スリランカの道路と同じように、私たちの身の回りには、毎日数多くのトラブルや困難が降り注いできます。人生とは、そんな問題を毎日解決していくことの繰り返しとも言えるのです。

解決すべきことの中には、小さなものから大きなものまで、様々な種類があります。大きな問題にぶつかると、気持ちが折れそうになることもあります。しかし、そんな時いつも思うことは、「すべての問題は、時間が解決してくれる」ということです。

渦中にいる時は、本当にお先真っ暗で、手の施しようがないと諦めかけていた問題であっても、1年2年と経っていくうちに、解決方法が見えてきたり、環境が変わってきたりして、良い方向に変わっていくものです。ケガをした時に、傷口から血が出ても、しばらくすればカサブタが出来て、治癒していくのと同じような感覚です。時間の効果は絶大なのです。

だから、私は大きな困難に直面した時、その問題を解決しようとロジカルに知恵を絞るのと同時に、時間が解決してくれるはずとメンタル面で自分に言い聞かせます。実際、これまで公私ともにたくさんの困難にぶつかってきましたが、全て何とかなっているのです。

問題を解決しようとする努力は必要です。でも問題と向き合い過ぎて、精神的に落ち込んでしまったり、メンタルに潰されてしまっては意味がありません。

「悲観的に問題を処理しながら、楽観的に将来を考える」という矛盾した対応をすることが大切だと思うのです。

1つ問題が解決すれば、また次の問題が出てくる。それは自分だけではないのです。すべてが順風満帆にいっているように見える人でも、実は内面に悩みを抱えているものです。

もし、目の前にある問題に押しつぶされそうになっているのなら、3年後、5年後の自分を想像してみてください。きっと、3年前、5年前の自分の悩みは、その時には取るに足らないものになっているはずです。

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