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週刊エコノミスト(毎日新聞社発行)に資産運用に関するインタビュー記事が掲載されています。不動産投資に関する内容を写真付で1ページ書いていただきました。

特集が不動産ということで、不動産にフォーカスされるのは致し方ないことなのですが、インタビュー記事の紹介が「不動産投資家」となっているのには、正直少し違和感があります。というのも、最近、私の本職は不動産投資であると勘違いしている人が増えているような気がするのです。

確かに、記事にも書いてあるように、国内外に不動産投資をしているのは事実です。しかし、投資しているのは不動産だけではなく、ワインや映画、さらには未上場企業もあります。もちろん、金融資産への投資も20年近く続けており、インデックスファンドの積立もリーマンショックの前から継続しています。

いつも書いている通り、私の資産運用のスタイルは「金融資産と実物資産を組み合わせたハイブリッド投資」です。そして自分自身で実践している方法の中から、再現性が高く(誰でも勉強すれば同じ投資が実現できる)、挑戦するに値すると思う投資対象や投資手法をご紹介しています。

本に書いたり、セミナーでご紹介している方法は、すべて私もやっていることです。つまり、個人投資家の方が、そのような情報を参考にして投資を実践すれば「同じ船に乗る」ことになります。目的地に着くのも、途中で沈んでしまうのも一緒だよ、ということになります。

金融資産と実物資産を組み合わせる投資手法を紹介している人は、私の知る限り日本にはほとんど見かけません(もしいれば、一緒に啓蒙活動したいと思っています)。多くの資産運用の「専門家」は、金融資産だけ、実物資産(不動産)だけという「タコ壺化」した運用方法しか提案していません。

金融資産と実物資産にはそれぞれメリット・デメリットがあります。だから2つの資産の中から自分の運用目的に合った資産を組み合わせていくことが、資産運用のフロンティアを広げるために必須だと思っています。

そんな自らが実践してきた投資方法を集大成して制作したのが、資産設計塾シリーズです。2005年の発売から10年経ちますが、基本的な運用の方針には全く変化はありません。データや内容を一新した「資産設計塾 第4版」が来月発売予定です。

昨年は、海外不動産の啓蒙に力を入れてきました。それはこれからも変わらないと思いますが、今後は金融資産の運用についてもウエイトを高めて皆さまに情報提供していこうと思っています。

目標は「不動産投資家」という歪んだイメージからの脱却です(笑)。

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