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8月29日30日に開催する「第2回世界の資産運用フェア」の事前受付(無料)開始から、10日経ち、既に100名近い個人投資家の方からお申込みいただいています。同時に、当日ブースを出す出展企業も固まってきました。今回のキーワードの1つが「フィンテック(FinTech)」です。

フィンテックとはファイナンシャル・テクノロジーの略語で、金融とITを組み合わせることで、既存の金融ビジネスにイノベーションを起こそうというものです。

例えば、ソーシャルレンディング(ネット上でのお金の貸し借り)、クラウドファンディング(ネット上での資金調達)、ロボアドバイザー(資産運用アドバイス)、ペイメント(決済サービス)、ブロックチェイン(ビットコインに代表される仮想通貨)などがあります。

これらのサービスはまだ既存の金融ビジネスと比較すると、小さなものですが、その高い成長性が注目を集めており、将来は銀行や証券にとって大きな脅威となる可能性もあります。

日本国内でも、フィンテックはブームの兆しを見せています。ソーシャルレンディングのクラウドクレジット、ロボアドバイザーのお金のデザイン、家計管理のマネーフォワードといったベンチャー企業が次々に立ち上がり、新しい金融サービスの提供を始めています。

8月のフェアにどの企業が出展するかは、まだ正式には決まっていませんが、このフィンテック企業の参加は、資産運用の可能性をさらに広げてくれるはずです。

例えば、クラウドクレジット社が提供して投資商品として、ペルー(写真)の延滞債権に投資するスキームがあります。怪しげな投資商品に見えるかもしれませんが、創業者の杉山氏は大和証券やロイズ銀行で経験を積んだ金融のプロ。伊藤忠商事やマネックスベンチャーズも出資している、立ち上がったばかりではありますが、しっかりとした会社です。

現地の銀行から、延滞している貸付債権を額面の数%で購入し、債務者との返済相談、減免交渉をし、約3年かけてその額面の1.5倍程度で回収を目指すという投資商品。期待利回りは10.7%で(元本保証はありません)、こちらは既に募集を完了しています。

日本国内に余っている資金を、成長性が高く資金需要の高い国に投資することで、双方にとってメリットのある仕組みが期待できます。南米というと日本人にはあまり馴染みはありませんが、投資のオポチュニティが存在しているのです。

ハイリスク・ハイリターンの投資ですが、可能性も広がっている新しい金融の世界。資産デザイン研究所では、このような新しい金融のトレンドについても、グローバルに最新の動向を個人投資家の皆さまにわかりやすく提供いたします。

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