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5月に発売した「資産設計塾【第4版】」ですが、お陰様で順調に売れ行きが伸びています。10年前に初版が刊行されてから、投資の教科書としてロングセラーになっている定番本。いつの時代にもこのような網羅的な書籍に対するニーズは無くならないと、手ごたえを感じています。

アマゾンでは既に7つのレビューが付いていますが、不思議なことに☆5つが4名、☆1つ、2つが3名と評価が大きく割れています。これは、とても良い傾向だと自己分析しています。

書籍をたくさん出すようになり、著者としての知名度が上がってくると、注目度が高まり応援してくれるファンの方だけではなく、辛口なコメントを書く「評論家」も増えてくるのです。

10年前に本を書き始めた頃は、☆5つ、4つといった高評価のレビューがほとんどでした。それはロイヤリティの高いファンの人や身近な人たちだけが、レビューを書いている状態だったからだと思っています。

アマゾンのレビュアーのコメントは、的を得た指摘もたくさんあるので、参考になることも多いのですが、中には、明らかに書籍を読んでもいないのに、書籍の内容とは関係のない個人攻撃のようなコメントを書いている人もいます。実名で直接言えないことを、匿名でネット上に書いている残念な人たちです。

そんな低評価のレビューが増えてくるのは、裏返せば注目度が高まり、より多くの人に本の認知が高まってきたということでもあるのです。

その意味では、同じ3点であっても、全員が☆3つで3点よりも、☆5つよ☆1つで平均が3点という方が、読者層が広がっていることを意味しているので、価値があると思っています。

アマゾンや食べログのような一般の人が評価をするサイトでは、評価の平均点だけを見て、高評価・低評価と判断するのは危険です。「平均点」よりもむしろ「分布」を見ること。そして、低評価のレビューに対しては、実際のレビューのコメント内容や、他のレビューをどの程度やっているのかを見れば、レビュアーの信頼度が見えてきます。

資産設計塾【第4版】を読まれた方は、本の内容に関してアマゾンへ率直なレビューを書いてもらえるとうれしいです。これからも☆の数だけではなく、書かれたコメントをしっかり読んで、数年後に予定している【第5版】に反映できるようにしたいと思います。

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