151010Art

自分の資産は金融資産と実物資産を組み合わせた「ハイブリッド投資」で運用していますが、実物資産として新たに投資しようと思っているのが、「現代アート」です。

アートのセンスは全くなく、知識も持ち合わせていませんが、知り合いのアートディーラーの方にお願いして、未経験者でも理解できる現代アートのセミナーを企画しました。自分が知りたかったことをセミナーにしてしまいました。私自身も受講生の立場で参加して、投資を始めるきっかけにしたいと思っています。

上記の作品は、日本の現代アート作家奈良美智氏のものですが、これがアートなのか、それとも漫画なのか。どこに違いがあり、なぜこのような作品が高く評価されるのか。現代アートの奥深さとわかにくさを象徴しています。当日はそんな基本的な部分からの話をしてもらう予定です。

アートの世界は、同じ実物資産であるワインに比べさらに希少性の高いものになります。ワインは同じビンテージの同じ銘柄は2度と造られませんが、アートの場合、同じ作品は基本的に1つしかありませんし、作者が亡くなれば、その人の作品は永遠に増えることはありません。

サザビーズのようなオークションでは、絵画作品の落札価格の高騰が続いており、300億円を超える落札額も登場しています。購入価格に「ゼロが2つ付く」ということもあり得ない話とは言えないのです。高級クラシックカー、バイオリンのような楽器、なども希少性という点から価格が上昇する傾向があります。

このような投資対象は「ラグジュアリーグッズ」(贅沢品)と総称されるようなものですが、購入者が富裕層に偏っていることから、金に糸目を付けないで購入する人が多くなるのです。

リターンを最優先にしたいという純粋な投資家の方よりは、むしろアートを楽しみながら、資産としての価値も高められれば良いと思っているような方の参加をお待ちしています。当日いらっしゃるメンバーとの交流も、楽しくなりそうな予感がしています。セミナー終了後はお食事とワインを楽しみながら、現代アートマーケットの裏側を聞いてみたいと思います。

欧米では「知性ある嗜み(たしなみ)」として、尊敬を集める趣味であるアート。日本でもその流れを広げるきっかけになるセミナーにしたいと思っています。20日の朝時点で残席7名。次回開催の予定は今のところございませんので、この機会をお見逃しなく。

※毎週金曜日に配信している「資産デザイン研究所メール」。資産を守り増やすためのヒントから、具体的な投資のアイディア、そしてグルメな情報まで、無料でお届けします。メールマガジン登録会員数は、2015年9月17日に20,000人を超えました!