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昨日は神楽坂の炭火焼のお店を昼夜貸切で「A氏の会」を開催しました。囲炉裏で焼いて食べる野菜(写真)は旨味が引き出されて最高の味わいでした。

不動産投資に興味を持っている人たちが40名集まり、お互いに情報交換をしてもらうのが目的です。いつものセミナーのようなプレゼンテーションはなし。知らない人同士が同じ料理を食べながら、お互いの経験や知恵をシェアしてもらいました。

投資未経験の方もいれば、既にA氏の紹介でワンルームマンションを10室以上保有しているという強者もいます。しかし、参加している人の立場は異なっても、目標としていることは共通です。それは「将来のお金の不安から解消されたい」ということです。

多くの人が資産運用で間違えているのは、「いつまでにいくら」と将来のストック金額の目標を掲げてしまうことです。市場金利が高い時には、まとまったストックをリタイアまでに手に入れて、それを運用していけば良いという考え方が成り立ちました。しかし、マイナス金利導入で預金の利息もほとんど付かない今、目標をストックからフローに変える必要があります。

「60歳までに1億円」ではなく「60歳から毎月50万円」という形です。

資産をいくら持っているかに関係なく、毎月50万円のキャッシュフローがあれば、将来のお金の不安から解消されます。50万円使ってしまっても、来月になればまた50万円入ってくるからです。キャッシュフローの範囲で生活する。ニワトリが卵を産んだら、それだけを食べる生活です。

ところが、例えストックで1億円持っていたとしても、毎月50万円使ってしまえば、1年後には9400万円に資産は減ってしまいます。10年すれば4000万円。これでは、将来の安心は手に入りません。

安定したキャッシュフローを作ることができる資産は、日本国内では今や不動産しかありません。債券の金利が下がってしまい、インカムゲインを得る投資対象として機能しなくなってしまったからです。

不動産は金融資産に比べ、投資金額が大きくなります。投資信託なら1000円から投資できますが、ワンルームマンションは中古でも2000万円前後です。しかし、不動産にはお金を借りて買うことができるという特徴があります。自己資金を70万円用意すれば、借入を使って2000万円の物件を手に入れることができるのです。

ローンの返済という負担が増えますが、繰上返済してしまえば、その後は賃貸収入が自分のキャッシュフローとして手に入ります。

毎月50万円の収入を得るためには、利回り5%として、1億2000万円の不動産を保有する必要があります。いきなり、1億円を超える不動産投資を始めるのではなく、まずはリスクを抑えて小さくはじめてみる。

昨日集まったメンバーは、資産運用の具体的な目標を明確にすることができたはずです。だから後は、やるかやらないかの問題だけです。

将来のお金の不安を解消したい方には、セミナーと懇親会形式で今週末に開催する「A氏とY氏の会」への参加をお薦めします。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。