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何かをはじめる時には、本を読んだり、セミナーに出たりして情報収集をすることが重要です。しかし、情報を集めるというインプットは飽くまで手段であって、目的はアウトプットであることを忘れてはいけません(写真は1月22日開催の4か国投資セミナーの会場)。

例えば、起業したいと思ったら、会社の登記の方法や、経営の基本について情報収集をすることも勿論大切ですが、最低限のインプットが終わったら、すぐ取りかかるべきなのは、会社を立ち上げてしまうことです。アウトプットする方向に自分を仕向けていくことで、自分の行動を意識的に変化させることが大切です。

資産運用でも同じです。不動産投資セミナーに出席する投資初心者の人はたくさんいますが、その後の反応は2つに分かれます。好奇心を持って取り敢えず取り敢えず投資を始めるアウトプットに舵を切る人と、もっと勉強しなければとさらに本を読んだり、別のセミナーに参加したりインプットを続ける人です。どちらが、良い結果を出しているかというと、私の周りにいる人を見る限り前者の「アウトプット志向」の人なのです。

まったくの準備もなく大きなリスクを取るのは単なる「無防備な人」です。しかし、勉強ばかりしていて「インプット志向」で物事を進める傾向のある人は、失敗はしないかもしれませんが「防備しすぎな人」になっている可能性があります。正しい行動は「その間にある」と思うのです。

多くの日本人が受けてきた教育は「減点法」です。失敗する度に減点されていくこのような評価方法の場合、リスクを取らず何もしないのがベストです。しかし起業や投資は「加点法」ですから、何もしなければ零点です。インプットを続けても、何もアウトプットをしなければ、成果につながりません。

起業家や投資家で成功している人は、失敗しない人ではなく、「失敗より成功が多い人」です。挑戦する機会を多くして、失敗を恐れずに成功のためのアウトプットを続けているから成果が出るのです。

そう考えると、インプット志向に陥っていると思い当たる人がやるべきことは、アウトプットに重点をシフトすることです。そして、失敗を恐れるのではなく、それ以上の成功を目指してチャレンジを続けることです。人生においてチャレンジできる時間と機会は、思っているよりも短く、そんなにたくさんはありません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。