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今朝の日本経済新聞朝刊に幻冬舎から出版されたユニバーサルコインズの西村社長の著作「海外富裕層がやっている “究極”の資産防衛 アンティークコイン投資入門」の広告が掲載されています。

ユニバーサルコインズは、SHINOBY`S BAR 銀座から数十秒の銀座5丁目にギャラリーを構え、個人投資家向けにアンティークコインの販売を行っています。私自身もイギリスの金貨を同社から購入しました。

以前は記念切手と同じように趣味の世界のコレクターが中心でしたが、最近は20代、30代の若年層が投資対象としてアンティークコインマーケットに参入してきています。金融商品に対する漠然とした不安を感じている人が、モノの裏付けがある実物資産に興味を持ち、その中でも保管が容易で、持ち運んで世界中で換金できる資産として注目しているのだと思います。

アンティークコインの魅力は希少性にあります。発行枚数が決まっているので、供給が増える事はなく、投資家の需要が高まれば需給から価格の上昇が期待できます。ただし、人気が無いものだと需要も高まりませんから、いつまで経っても値上りしないこともあり得ます。

投資をはじめる上で、最もをつけなければいけないのは、偽物です。ネット上のオークションなどで取引されるアンティークコインは偽物が多く、素人が手を出すべきではありません。米国の鑑定会社の保証が付いてスラブと呼ばれるプラスティックのケースに入ったものを選ぶようにしましょう。このケースも最近は、たまに偽物があるそうですから、信頼できる会社から購入しないと安心できません。

もう1つのデメリットはコストです。現物の取引になりますから、取引コストは金融商品に比べ割高になります。市場価格からかい離した値段で販売している悪質な業者も出てきているようですが、短期的な利益を狙ったこのような商売では投資家からの長期の信頼は得られません。いずれ市場から淘汰されていくことになると思います。

アンティークコインの投資金額は、安いものなら数万円から購入可能ですが、高いものになると数千万円から数億円とキリがありません。ポートフォリオの一部に組み入れようという場合、自分の資産全体から配分比率と予算を決めて、何を買うか決めていくようにしましょう。

3月に開催される第5回世界の資産運用フェアでは、ユニバーサルコインズがブース出展し、西村社長もパネルディスカッションに登壇する予定です。ブースには実際のアンティークコインも展示され、その場で購入の相談もできます。いきなりお店に行くのは何だか怖いという人は、フェアで様子を見てから判断するのが良いかもしれません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。