今週は3月の最終週と言うことで、期末要因でバタバタしています。個人の投資活動で言えば、銀行から3月末に新規借り入れを行い、並行して中古ワンルームマンションなど2件の不動産取引の契約を進めています。
株式市場が年度末の配当取りという特殊要因で価格が不自然に歪むように、不動産マーケットや融資の世界も年度末という時期的な要因によって「歪み」から収益機会が生まれます。
金融機関で融資残高を伸ばしたいところは、優秀な銀行マンが期末の貸出目標をにらみ、借入に関する行内稟議を手際よくまとめて、通常よりもかなり有利な条件で融資の提案に来てくれました。新規取引なのにアグレッシブ金利です。
不動産販売会社も、出来る営業マンが好条件の物件を年度末の取引ということで、紹介してくれました。不動産物件を保有している法人の中には決算対策で、バランスシートから不動産を落としたいというニーズがあったり、赤字決算を避けるために不動産の売却益を必要としている場合があります。マーケット全体が買い手市場であっても、3月31日までに決済することを条件に、指し値で買付を入れたり、価格交渉のテーブルに乗ってきたりするのです。
3月末に借入する不動産担保ローンは、年利1%以下という好条件で長期の借入をすることができました。また紹介されている中古ワンルームも表面利回りが7%台と、期末の在庫整理と思われる通常より高い利回りです。また、別の不動産取引も未公開の物件を期末契約条件で紹介してもらえることになりました。
金融機関の借入や不動産取引は、このような季節要因によって条件が急激に変わることがあります。このようなタイミングを狙って交渉すれば、通常よりも安く借りれ好条件の物件を手に入れることも可能なのです。
今週金曜日で3月は終わってしまいます。これから金曜日まで慌ただしくスケジュールが詰まっていますが、4月になると特殊要因による売買や融資手続も一段落して、少し落ち着きそうです。
今回どんな取引をしたかについては、4月8日のお昼の部(究極のポートフォリオセミナー)と夜の部(体験者セミナー)の2部制セミナーでも、お話する予定です。
(写真は甘鯛ですが、本文と関係ありません)
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。