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丸の内朝大学マネーコミニケーションクラス2017春学期のフィールドワークが無事に終了しました。今回も東北の復興に奮闘する企業を訪問し、経営者の方から東京では聞けないお話を伺うことができました。

今回で13回目になるフィールドワークですが、毎回東北に行くのが恒例になりました。その理由は、魅力的な食、魅力的な企業、そして何より魅力的な人たちとの出会いがあるからです。同じ人にお会いすることもありますが、毎回新しい発見と感動をもらうことができます。毎回行っている私自身が、いつまでも飽きることが無いのですから、受講生はいつまでも飽きるはずありません。

2011年の震災から6年が経過した今回は、訪問先の経営者の皆様のお話を伺いながら、前回との微妙な心境の変化を感じました。「震災からの復興」だけではなく、次の課題にフォーカスし、未来志向が以前よりも強まったように思えたのです。

現地に行くと、まだまだ完全に復興したとは言えません。しかし、次のステージへの移行が始まりつつあるのを実感できます。毎回お邪魔している斉吉商店さん(写真)では、訪問した当日が偶然にも新しい工場の完成祝賀式典と重なっていました。ピカピカの工場も見学させていただきましたが、最新鋭の大きな設備にこれからの事業への期待感が満ちています。

震災の記憶は忘れることはないと思いますが、それを語り継ぐだけではなく、その先にある未来をデザインしていくことが、これからの発展に必須の条件です。

復興支援をきっかけに始まったこのフィールドワークは、いつしか東京から出かけていく受講生やスタッフの方が、パワーをもらい、自分の今までの生き方を見直す機会になっています。

「ピンチはチャンス」
「人生に無駄なものなし」
「悔いのない毎日を精一杯楽しく生きる」

言うだけではなく、リアルに実践している人たちの生き様を見せてもらえることで、「お金とは何か」「仕事とは何か」「生きるとは何か」について、考えるきっかけを与えてもらえます。

これからも丸の内朝大学マネークラスは続く予定ですが、東北へのフィールドワークも続けていきたいと思っています。50名の新しい仲間、自分がお金や仕事とどう向き合うかのヒント、そして毎日を完全燃焼している人たちからもらえる勇気と感動。丸の内朝大学マネークラスで増えるのは「お金」だけではありません。

講師をしている私自身も、毎回新しい発見と人生のヒントを与えてもらっています。教えることは教えられること。受講生、スタッフ、そして訪問先の東北の皆様に感謝です。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。