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昨日は、年に2回開催されている日本不動産投資アドバイザリー主催のサマーパーティーにゲストとして登壇しました。未公開一棟ものに投資したいという個人投資家50人が集まり、講演と懇親会で盛り上がりました(写真)。

国内の不動産マーケットは売り物が相変わらず少なく、個人投資家が投資したくても物件を見つけにくい状況です。特に一棟ものは、ネット上に公開されているいるような物件では、投資魅力のあるものが見つかりにくく、未公開物件を取り扱う会社とのコンタクトが必須です。

私も1年以上前から、首都圏に次の投資物件の購入を目指し、日本不動産投資アドバイザリーの竹内社長に、菊名、関内、西横浜、小岩、北新宿、荻窪、祐天寺など10か所以上の一棟もの物件を紹介してもらっていますが、価格や条件が折り合わなかったり、他の投資家と競合になったりで、成約には至っていません。毎週水曜日に配信されるメールマガジンでも物件が掲載されていますが、こちらも読者間で競争状態になっています。

さらに最近は個人投資家同士だけではなく、不動産業者との競合になることも多く、そうなると資金調達のスピードではかないません。そこで、購入前から金融機関とのパイプを作り、迅速な融資判断が得られる体制を作っておくことが肝要になってきます。こちらは、

現状の金融機関の融資姿勢は、半年ほど前に比べるとやや厳しくなってきています。マイナス金利の継続で貸し出し金利は、相変わらず低位安定ですが、物件価格に対する融資の比率は低下傾向にあります。自己資金なしのフルローンといった好条件は出にくくなっているのです。

借り入れを活用した不動産投資では、自己資金と自己信用(お金を借りる力)をどうバランスさせるかがポイントになります。投資できる資金がいくらあるかだけではなく、自分の借り入れ能力も合わせて、ファイナンス戦略を立てる。これは物件選択と同じ位重要です。日本不動産投資アドバイザリーでは、無料の個別相談もお問合せフォームから受け付けています。借り入れを否定する「お金の専門家」もいるようですが、お金を借りるリスクだけではなく、お金を借りないリスクも考えておく必要があるというのが私の意見です。

一棟ものがなかなか見つからないので、中古ワンルームのような区分所有物件も並行して積極的に投資をしています。3月に購入したのに続き、今月来月も都内の区分所有物件を何件か購入する予定です。不動産バブルを指摘する声もありますが、私には日本の国債市場の方がバブルに見えて仕方ありません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。