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先週末の不動産投資セミナーでは講師としてこれからの資産運用戦略についてお話しましたが、当日紹介されていた不動産物件(写真)がどう考えても割安に見えました。会場にいらした個人投資家の方は誰も購入しないということなので、私が購入することにしました。

麻布十番駅から徒歩4分のファミリータイプの物件ですが、同じマンションの取引事例に比べて、坪単価は20%近く割安になっています。入居者がいるので賃貸物件としてすぐに運用可能で、大手金融機関からフルローンを1%台で提供してもらえます。「お金を借りる力」のある人なら、購入する価値があると思いましたが、決断する人は私以外にはいなかったようです。

この物件もそうですが、価格に「歪み」を見つけることができるのは、ネット上に一般公開されている物件よりも、売主から直接購入する未公開物件の場合が多くなります。セミナーに参加した人だけが優先的に物件の情報を取得でき、川上で情報収集できるメリットがあるのです。

そんな「歪み」が常に存在する訳ではありませんが、小まめにセミナーに出席し、その場で紹介される物件を吟味しているうちに物件の選択眼も身に付き、良い物件に巡り合う可能性も高くなります。

問題はそんな物件を見つけた時に決断できるかどうかです。不動産は良い物件であればあるほどスピードが命です。意思決定を早くできるようにするには、普段から資金面の確保を行い、物件を見ることで「素振り」をしておくことです。そうすれば、いきなり物件が現れても落ち着いて判断できるからです。

これから開催される6月24日のセミナー7月5日のセミナーでも国内不動産のご紹介を行います。飽くまで参加される個人投資家の方を優先しますが、誰も手を挙げなければ私が参戦することがまたあるかもしれません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。