180406tohoku

4月13日から始まる丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスは、朝の講座だけではなく、東北のフィールドワークにも出かけます。

一泊二日でみんなで出かける「大人の修学旅行」。講座が始まる前は知らなかった者同士が、行きの新幹線から仲良くで酒を酌み交わす。何とも不思議で楽しい光景です。

資産運用の講座なのに、なぜ東北に出かけるのか。疑問に思う方もいるかもしれません。しかも、この講座では、5年以上前から、既に10回以上、東北フィールドワークを続けています。

最近、読んだ2冊の本から、繰り返し東北に行き続けている理由が、頭の中ですっきりと整理されました。

「ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか」には、ハーバードビジネススクールのフィールドプログラム、ジャパンIXPが、2週間東北で行われている事例が紹介されています。

「都市と地方をかきまぜる」という本には、都市生活者が都会で失ったものが東北で得られるという現状を分析しています。

2つの本が共通して指摘しているのが、東北の人たちが放つ強烈な「生きている実感」です。私も丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスのフィールドワークを続けているのは、この輝きに触れたいという生命としての本能に響くものがあるからではないかと思いました。

元々フィールドワークのきっかけは、震災から復興に奮闘する人たちに、何か出来ないかという想いでした。しかし、行ってみて、被災地の人たちが発するキラキラとした輝きとエネルギーに東京にはないパワーと温もりを感じました。

豊かさを求め、都会で働いている多くの人は、日々の生活に追われ、自分のやりたいことをする自由もなく、孤独感に襲われ、心躍ることも無い日々に流され、消耗していく。豊かになるどころか、心も体も貧しくなってしまう。

東北に来ると、都会にないリアルな人間とのリアルな日常が感じられる。エネルギーを受けて、生きている実感を体全体で味わうことができる。わずか2日の経験であっても、多くの参加者がそこで「何か」を感じて帰っていく。その「何か」に大きな価値があるのです。与えるつもりが、与えられてしまう。

今回は気仙沼と女川を中心に回り、また多くの感動と気づきを得てきたいと思います。2018年春学期は、まだ参加可能です。今の毎日とは違う新しい自分を見つけたい方の受講をお待ちしています。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計19万部となった「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。