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マネックス証券はグループ会社も含め、1999年5月から2011年7月まで在籍した、私のキャリアの中で最も長く在籍した会社です。

仕事を始めるきっかけは、創業者の松本大さん(写真)と大学のクラスが一緒だったことです。大学時代のクラスメイトが金融のベンチャー企業を立ち上げると聞いて、興奮して会社に遊びにいっているうちに、手伝わないかと誘われ、社員がまだ4人、顧客ゼロの会社に飛び込んでいきました。

2013年に資産デザイン研究所を立ち上げ、金融資産以外の投資対象に自分の資産の幅を広げていきましたが、未だに証券取引はマネックス証券でインデックスファンドの積立を続けています。

松本さんは大学のクラスメイトであり、マネックス創業当時にゼロから一緒に立ち上げた同志であり、マネックスという会社の上司です。

物事を俯瞰(ふかん)して捉える構想力、人を決して分け隔てしない飾らないフランクな人柄、約束を絶対に守り正義を重んじる信頼感。全てにおいて、深くリスペクトする存在です。

前職に留まっていれば数十億円のストックオプションが得られたのを捨てて、ソニーと折半出資でゼロからマネックスを立ち上げた。その勇気と心意気が、当時の私の心を強く揺さぶり、人生が変わりました。

だから、私にとっては、同級生であっても、ずっと松本「さん」になってしまいます。

マネックスの創業当初には、会社の存亡に関わるような重大な事件が次々と発生しました。パソコンに向かいながら失神して倒れたことも、週末にレンタカーのトラックを運転したことも、夜中の3時に赤坂郵便局に郵送物を持っていったこともあります。

今では想像もできないような壮絶な経験が、すべて今の仕事の基本になっています。

そのマネックスの松本さんから、先月突然「これから会わない?」とメッセージがあって、マネックスでまた何かを一緒にやろうと盛り上がりました。飲みながら、話し込んでいるうちに、1999年の創業時に感じたあのワクワク感がよみがえってきました。

まずは、一緒に何か始めてみようということで、10月17日の20時からオンラインセミナーを開催することになりました。テーマは、「人生100年時代の個人投資家の資産運用」。

久しぶりの古巣での仕事は何だか少し照れ臭いですが、日本人のお金との付き合い方を変えるという資産デザイン研究所のミッションにも合致するもの。視聴される個人投資家の方に、役に立つ情報を提供したいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。