スピードブランディングで知られるコンサルタントでビジネス書作家の鳥居祐一さんと、2人でお酒を飲む機会がありました。鳥居さんは私が主宰する資産設計実践会メンバーでもあり、国内外に積極的に投資もしています。

鳥居さんは、今年の春にバーベキューパーティをしている最中に体調不良で倒れ、そのまま救急車で入院。今はすっかり回復していますが、当日あと5分遅かったら、生きていなかったかもしれないという壮絶な体験をしています。

「病は気から」と言いますが、鳥居さんを取り巻いていた当時の環境が、病を引き寄せてしまったのかもしれません。

しかし、周囲の人たちの献身的なサポートによって、短期間に奇跡的にリカバリーして、写真のように2人で快気祝いができるくらいになりました。本当に良かったと思います。

メールマガジンやSNSを通じて、鳥居さんとその周りにいる人たちの動きを見ていましたが、彼が逆境に陥った時に手の平を返すような行動をする人もいました。鳥居さんの人気や集客力だけを目当てに集まっていた取り巻きです。追い風の時は、勝ち馬に乗るかのように周囲に集まりますがが、逆風が吹いてくると急にいなくなってしまう人たちです。

自分で会社を運営している仕事のスタイルはリスクが大きく、いつ何が起こるかわかりません。体を壊して仕事ができなくなるかもしれませんし、仕事上の大きなトラブルに巻き込まれて、ビジネスが出来ない状況に追い込まれるかもしれません。

人間は完璧な存在ではありません。鳥居さんも私も、仕事によって世の中に価値を提供する一方で、たくさんの失敗もし、周りの人たちに迷惑をかけてきたこともあると思います。

そんな時に、今一緒に仕事をしている仲間や取引先がどんな風に対応するのか。それによって、その人たちとの本当の関係がわかると思っています。

逆境とは「本当の味方」がわかる「リトマス試験紙」。

人生におけるピンチは、本当の味方が誰なのかを知ることができる大きなチャンスでもあります。人生に無駄なものは1つもありません。

2人でしみじみと語りながら、そんなことを思いました。そして、本当の味方がいて、そんな人たちに囲まれて生きている鳥居さんが、何だかちょっとうらやましくなりました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。