191010kinryuzan

知り合いの方に誘ってもらい、白金高輪にある「予約困難な」焼き肉店に出かけてきました。

18時と20時の完全入替え制。20時からの予約だったのですが、10分前からお店の外で待つことになります。最寄り駅からは結構な距離で、周りにはお店もほとんどありません。しかし、予約は来年前半までギッシリ入っているようです。

炭火で食べる焼肉は、仕入れているお肉が高級ステーキ店レベル。最後はシャトーブリアン(写真)まで豪快に焼いて、焼肉で食べるのが勿体ないクオリティでした。価格も高級ステーキ店並み。リーズナブルとは言え、焼肉店としては驚くべきお会計金額になりました。

予約困難なお店に共通するのは、まず席数が少ないことです。こちらのお店も20席足らずしかなく、1日に2回転としても予約できるのは8組だけです。日本中から予約が殺到するのに、席数が極端に少ないので、予約が取れなくなってしまうのです。

また予約困難なお店ということになると、来店した常連が次の予約をして帰ることになります。そして、一旦予約が途切れると予約が取れなくなってしまうので、キャンセルはしません。もし、どうしても行けない場合は、知り合いに代わりに行ってもらい、次の予約を取ってきてもらう。

こうなってくると、既存客のローテーションで予約が埋まり、新たに予約するのが困難になります。その結果、予約困難店として更に希少性の高いお店になっていくのです。

確かに予約困難なお店には、一般のお店にはない魅力があります。しかし、問題は当たり前ではありますが、好きな時にフラっと訪問することができないことです。

フレンチやお寿司であれば、特別な日の特別なディナーとして予約をして、その日を待つという楽しみがあります。しかし、居酒屋や焼き鳥店のような、当日の気分で行きたくなるような業態まで半年前から予約するとなると、かなりの覚悟が必要です。

また、最近はこの手のお店にお誘い頂く機会も増えましたが、予約困難店の中にも「過剰評価のお店」や「店主が勘違いしているお店」が紛れ込んでいます。

予約困難というだけで有難がって、威張っている店主に媚を売っている人を時々見かけます。どっちがお客様なのかわからない対応を見ていると、何だかなあという気分になってしまいます。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計24万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。