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時々出かける赤坂のテラスレストラン(写真)には、私と同世代の男性客も良く見かけます。先日ランチを食べていると、後ろの席で大声で話をしている初老の男性とそのグループがいました。声が大きいので話が全部聞こえてしまったのですが、その内容に「老い」を強く感じてしまいました。

もちろん、見た目から「老い」を感じることもあります。男性の場合、髪型、体型、服装によって、随分雰囲気が変わってきます。

髪型は、年齢と共にある程度は仕方ない部分もありますが、手入れをしていないボサボサの髪では、年齢以上の老化を感じてしまいます。体型で気を付けなければいけないのは肥満と姿勢です。そして服装によっても見た目は変わってきます。

しかし、見た目以上に、話している内容が問題でした。「老害」そのものにしか聞こえなかったからです。

「日本はダメだ」「若い奴は・・・」と、まずは現状の否定ばかりを熱弁する。それを一緒に来ている後輩のような人たちが、反論もせず頷いて聞いていました。

そして今度は「俺が昔は・・・」と過去の仕事の武勇伝を語り始めました。何十年前の話かはわかりませんが、自分しか知らない過去の話を得意気に語っています。現実逃避の裏返しのように、未来ではなく過去を語るのです。

代案の無い単なる現状批判と、自分の過去へのノスタルジー。

シニアになると、周囲の人が気を遣って、本当のことを指摘してもらえなくなり、「裸の王様」になっていきます。

年相応で良いと、全く気にならない同世代の人もいるのかもしれません。

しかし、私は年齢を重ねていっても、少なくとも周囲から疎まれない存在でありたいと思っています。気がつかないうちに、老いの弊害を周囲に撒き散らしていないか、外見と内面の両方から、気をつけなければいけません。

でも、もしかしたら自分も無意識に同じことをしているかもしれない。ランチを食べながら、何だか少し怖くなってきました。

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