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日本経済新聞の記事によれば、虎ノ門麻布台エリアで建設している森ビルの高層ビルに「アマンレジデンス東京」と言うホテルブランディッドレジデンスが開業します(写真も同紙から)。

分譲と賃貸があるようですが、どちらも日本一坪単価の高い物件になりそうです。

このホテルブランディッドレジデンスとは、高級ホテルの名前を冠した居住用施設です。東京で知られているのは、私も以前住んでいたことがある、六本木の東京ミッドタウンのザ・パーク・レジデンシィズ・アット・ザ・リッツ・カールトン東京(通称リッツカールトンレジデンス)です(蛇足ながら、区役所の方の話では、東京都港区で建物の正式名称が一番長い住居だそうです)。

確かに、コンシェルジュサービスはリッツカールトンクオリティでピカイチですが、オープンから14年が経ち、設備の老朽化や、内装のセンスの劣化が目立ちます。この居住者の中から、もしかしたらアマンに移る人が何人か出てくるかもしれません。

富裕層が居住用施設に求めるものは、安全、清潔、そして快適です。

かつての富裕層の住む場所と言えば、田園調布や松濤といった山手線の外側の高級住宅地の一戸建てでした。

しかし、一戸建てはセキュリティー面ではリスクが高く、海外旅行などでは留守宅に不安があります。

また、メンテナンスに手間とコストがかかり、建物が老朽化していきます。清潔な住環境を維持するのは、簡単ではありません。新しい物件の方が清潔感があります。

さらに一戸建てにはコンシェルジュサービスなどもなく、都心の文化施設へのアクセスにも時間がかかります。生活の利便性が高いとは言えません。お手伝いさんと運転手さんを自由に使えるような人でなければ、快適な住環境とは言えないのです。

高級住宅街の一戸建てというのは「昭和」です。これからの高品質な住宅は都心のホテルブランディッドレジデンスという流れになっていくと思います。

しかし今回のアマンレジデンスが完成したとしても、富裕層向けのこの手の良質な住宅の供給はまだまだ不足しています。

という訳で、他の外資系高級ホテルもリッツカールトンやアマンに追随して、東京のホテルブランディッドレジデンス市場に参入すると予想します。

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