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SNSには、いわゆるリア充(リアルな生活の充実自慢)と呼ばれる人たちの、自己承認欲求を満たすための投稿が溢れています。

私の友人や知り合いの投稿を眺めていると、それが大きく「港区リア充」と「地方リア充」に分類できるように見えてきました。

港区リア充とは、東京の港区に住んでいるような人のアーバンなライフスタイルです。

30代、40代の独身者で働き盛りが多く、企業経営者や投資で財を成した経済的な成功者が典型的です。

彼らのSNSには、予約困難なレストランの料理写真や、友人とのワイン会の高級ワイン、そして高級車や自宅のタワマンの写真などが溢れています。

一方の地方リア充は、東京以外の地方に住んでいたり、関東郊外の鎌倉や、郊外の住宅地の一戸建に住んでいるような人たちです。

ファミリー層が多く、こちらのコンテンツは、子供の成長自慢、海や温泉といった自然の素晴らしさです。キャンプやバーベキュー、そして地元の特産品も登場したりします。

東京都心の不動産価格が高騰し、家族で広い家に住むことが難しくなると、都心部に単身者が住み、郊外に家族がいるファミリー層が住むという住み分けが進むようになります。

ライフスタイルが異なり、住む場所も別の2つのグループの価値観に、違いが生まれています。

日本では、既に格差社会が広がっているという話を聞きます。経済的に豊かな人たちと恵まれない人たちの格差が、アメリカと同じように静かに広がっているという見方です。

そんな貧富の差から生まれる断絶だけではなく、年金制度を巡る世代による断絶もあります。さらに「リア充」の人たちの間にも、価値観やライフスタイルによる断絶がこれから生まれていく。日本が、様々なクラスターによる分断社会になっていくという悪い予感がしています。

杞憂なら良いのですが・・・。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。