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サンフランシスコ行きのフライトに乗るために、羽田空港の第3ターミナルに来ました。

私は赤組なので、今回も日本航空です。

フライトマニアの間では知られていることですが、羽田空港国際線の日本航空のサクララウンジ(ビジネスクラス用ラウンジ)が工事中で、ビジネスクラス客もファーストクラスラウンジを利用できるようになっています。

この2つは、同じJALのラウンジでも大きな違いがあります。ファーストクラスラウンジでは、お寿司のお好み注文(写真)や、和食のお弁当、名物のカレーなど、好きなものを好きなだけ注文して食べることができます。一方のサクララウンジは、軽食とドリンクだけの簡易なサービスです。

このサクララウンジは、ビジネスクラスの搭乗で利用できますが、問題は一旦上顧客としてステータスを獲得してしまうと、永久に利用できる権利が発生してしまうことです。

現役時代に会社の出張でビジネスクラス利用を繰り返したサラリーマンリタイア組が、シニアになってエコノミークラスで旅行をする場合でも、サクララウンジを使うことができるのです。

そんな永久会員がどんどん増えて、その結果サクララウンジを使う人はどんどん膨らみ、時間帯によっては、席が取れない位の混雑となっています。

これは日本航空だけではなく、他の航空会社も同じ状況です。

このまま更に利用客が増えていくと、ラウンジの利用価値がどんどん小さくなっていきます。また航空会社もコスト削減のために、サクララウンジのようなビジネスクラス対象のサービスを低下させていく可能性があります。

過去に利用したというだけで、現在の収益に貢献しない顧客を永遠に優遇する。これは正直避けたいところだと思います。

しかし、一旦決めたルールを改悪するのは極めて困難です。もし、ラウンジの利用ルールを変更して永久利用できなくなれば、高齢の顧客から凄まじいクレームを受けることになるでしょう。

この増え続けるビジネスラウンジ利用客と、サービスとのバランスをどうするのか?航空会社にとって悩ましい問題だと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。