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飲食店の開業資金をクラウドファンディングを使って行う事例が増えています。

知名度はあって顧客が付いていても開業資金がない場合、クラウドファンディングでお金を集めることが可能です。それだけではなく、今までの顧客以外にも広く認知度を高めることが可能です。

しかし、クラウドファンディングサービスは手数料の高さがデメリットです。運営サービスによって異なりますが、大手のMakuakeでは何と決済手数料を含め20%も取られてしまいます。

広く顧客を獲得したいならマーケティングコストとして割り切っても良いと思います。しかし、小規模の飲食店を展開するのであれば、このようなクラウドファンディングサービスより、自分で知り合いに声をかけて資金調達する方が良いと思います。

飲食店で実績のある人であれば、常連の顧客がある程度の数でいるはずです。

その人たちに直接声をかけ、応援してくれる人から資金調達をする。このような自分でやる方法なら、調達にかかるコストを劇的に下げることができます。もちろん、出資法や金融商品取引法などの法的なルールを守り、弁護士による契約書のチェックなどのプロセスはしっかり踏む必要はあります。

不特定多数を相手にする大型の飲食店を開業するのであれば別ですが、今までの常連を中心にこじんまりと紹介で顧客を広げていくようなお店を開業するのであれば、むしろ一般に告知して広げすぎない方が良いのです。

一般に認知が広がり顧客層がパラついてしまうと、せっかくの今までのお客様が離れてしまうリスクがあるからです。

実は六本木にある中華鍋のお店から20年前に相談を受け、お店の常連客を中心に、自分たちでクラウドファンディングによって資金調達を行うお手伝いをしたことがあります。10名程度のサポーターが資金を提供しただけではなく、顧客としても利用し、それがお店の繁栄につながる結果となりました。

このような自力での資金調達しようとしても、お客様からのサポートが得られないのであれば、独立するのはやめた方が良いかもしれません。

その程度の魅力しか顧客が感じていないということだからです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。